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インチガワー Inchgower 1966/1994 (62.4%, SMWS, Vintage 11.1966, Bottled 05.1994, Cask no. 18.4, Bottle size 70 cl)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ

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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】非公開


【ファースト】:やや濃い琥珀  高貴な香り アルコール感はっきり だが香りに重さがあるのではなく爽やか やや柑橘  塩  ややナッツ

【ミドル】:ボディはさほど厚くはなく輪郭ははっきりしない 甘みがある ナッツ チョコレート バニラというよりココアのコーティング

【フィニッシュ】:鼻抜け・返り鋭い ドライ コショウ 辛い チョコレート感 甘いのだが重さがないのが不思議 余韻が長く 麦やチョコレート、ナッツ 時間が経つにつれてさまざま表情を変える


テイスターのフェッターケアンを思い起 こさせるナッツやチョコレート感。ただホワイトチョコレートというよりは、ミルクチョコレートやココア感が強い。しかも本ボトルはそのフレーバーによって 中心の麦感を覆っているような印象があり、層状を思わせるものであった。樽依存なのであろうか。それはとても不思議な現象で、食物を思い浮かべたときその食べ物自体の密度や重さを連想すると、本ボトルのフレーバーの層の順番がまるで重力に逆らっている。これはボウモアの南国感にも共通するものだ。

つまり人間の条件反射を起こさせるフレーバーのエッセンスを持ち合わせているだけであり、決して対応する食べ物があるわけではないと、錯覚から目を覚まさせてくれたのだ。

歴史はインチガワ 1974-2006 BBR 46度