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タリスカー Talisker 8 yo (45.8%, OB, John Walker & Sons, ”The Golden Sprit of the Isle of Sky”)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:濃い琥珀 据えた杏 最初やや篭った印象から、燻製 焦げた麦感~干した麦感へ 奥からオレンジ 全体的にまとまりがよく、膜を張ったような角の丸み

【ミドル】:43度バージョンよりも明らかにボディの輪郭が立っていて分かりやすい シルキー 喉越し抜群 ここに来て生ハム サラミ ヨードは皆無 時間と共に塩分とミネラル分

【フィニッシュ】:返り・鼻抜け共に上品 黒胡椒 燻製感が舌上をコーティング ややざらつきがある しっかりピーティかつ高貴


久々のテイスティングUPとなりました。

タリスカー8年(通称タリッパチ) ジョニウォーカーラベルの45.8度バージョンです。

8年という熟成年数以上にまとまりが良く、瓶詰めからの時間がプラスに作用したのか、全く角が立つ事無く、シルキーで厚みがあるテクスチャです。

同45.8度のトラディショナル(TD)との比較においても、12年熟成の両ラベルの比較でも言えることですが(TDとジョニウォーカー)、

トラディショナルのほうが、果実的な部分が分かりやすく、荒々しさが感じられ、トップドレッシングにもなり得る華やかさ、

ジョニーウォーカーラベルは非常にまとまりが良く、角が立たず、やや厚みを感じるシルキーなテクスチャを持っている高貴な印象

と言えると思います。1杯で飲んだ満足感はTD、何杯も杯数を重ねることで陶酔にひたることが出来るのはジョニーウォーカーラベルでしょう。

同8年OBには80プルーフ、43度バージョンも存在し、蒸留年も古く、とても美味しいですが、それらよりも45.8度のボトルは「ボディの輪郭、麦の質感」をよりダイレクトに感じられるという点で抜けており、個人的に味覚評価で言えば一枚上です。

一連のG&M黒ラベル(イーグル&カスク)とは加水に使った水が違うのか、OBの方がより燻製感、塩分、ミネラル分も豊富な印象があります。

The Golden Sprit of the Isle of Sky という赤文字を見ただけで、飲む前のセッティングは完了。。。テンションが上がります。やっぱり絶大な信頼感がありますね。