デザインは同一ですが、カリラ1982のラベルを掲載いたします。ボトリングコンセプトについてのご説明は今晩書き加えたいと思います。
**熟成年数表記訂正いたしました!
カリラ Caol Ila 29yo 1982/2011 (最新度数確認中, Whiskylink Selection No.2, “Cure”, 120 bts)
1846年 ヘクターヘンダーソンにより設立。ゲール語で「アイラ海峡」の意。スコットランド西海岸でも最も美しい場所のひとつ。
1920年 バロックレイド社により買収。
カリラといえばバロックレイド、オールドラリティーという印象でありますが、ジョニーウォーカー、スウィングの原酒でもあります。
1982年ヴィンテージではLMDWの2009年ボトリング、TWAの記念すべき1stリリースでのパーフェクトドラム採用など、すでにその高い評価は確立されたかに見えました。
しかしカリラはブレンデッドウイスキー原酒ニーズに応えるため、ピート焚きに段階を設定し、使い分けていることでも有名。
幸いなことに、私の知る限りどの1982ボトルとも被ることがないスタイルを持った、同年蒸留樽と出会うことができました。
本セレクションは、バロックレイド時代の売りである「LIGHT&MELLOW」を地で行くような、古き良きキャラクター。決して鋭いだけではありません。29年を数える熟成を経て乳酸感は皆無。アルコール感は分離しておらず、それでいてフレーバーのレイヤードは見事。杯数を重ねていけるカリラだと思います。
奥から程良く香り出る、練乳イチゴ~木苺~プラムのようなフレーバーが印象的です。
またセレクション2本を並行に飲んでみると、ダルユーインの極厚ボディに、カリラのドレッシングという、相性良く共鳴することを体感いただけるはず。。。
共にコンセプト通り「癒し」を与えてくれる存在だと思います。