タケモトカツヒコ (プロフィール)
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:甘さはシロップ系 マスカットの皮(++) 水分の多い八ッ橋 香木系強い(+) とても上品
【ミドル】:ブドウの甘み(+) オイリー ガンズキ オイリー 喉奥 口腔上部刺激
【フィニッシュ】:パワフルなフィニッシュ(++) 渋み レザー感 マスカットの酸味(+) カモミール カレー系の香辛料 奥に渋味の塊がある 黒こしょう
素晴らしいグレンロセス。マスカットフレーバー、香木系の香りが満載。
本ラベルのG&M Caskシリーズには当たりが多いですが、70年代蒸溜の短熟に絞ると、このグレンロセス1972、グレンリベット1974(57%)、クラガンモア1976(56.6%)が印象に残っています。
セスタンテ一連のクレストラベル(グリーンボトル)との関連性が思惑めぐるところでもあります。
短年熟成という点と、おそらく数樽ヴァッティングと思われる点で、サマローリ80年代によくある「複雑さ」と「パワフルさ」が共存し、魅力あるフレーバーに仕上がっています。加水しないことで、なんとも例えづらいですが、同時期G&Mの40、43%ボトリング(シェリー樽系)によくある”渋みのある杏”を思わせる系統の香りやフレーバーを感じません。