注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

グレンロセス Glenrothes 16yo 1972 (59.5%, G&M “Cask”, Natural High Strength, 75cl)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
[opentasting]

タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:甘さはシロップ系   マスカットの皮(++)   水分の多い八ッ橋   香木系強い(+) とても上品

【ミドル】:ブドウの甘み(+)  オイリー  ガンズキ   オイリー  喉奥  口腔上部刺激

【フィニッシュ】:パワフルなフィニッシュ(++)   渋み   レザー感  マスカットの酸味(+)  カモミール   カレー系の香辛料  奥に渋味の塊がある   黒こしょう


素晴らしいグレンロセス。マスカットフレーバー、香木系の香りが満載。

本ラベルのG&M Caskシリーズには当たりが多いですが、70年代蒸溜の短熟に絞ると、このグレンロセス1972、グレンリベット1974(57%)、クラガンモア1976(56.6%)が印象に残っています。

セスタンテ一連のクレストラベル(グリーンボトル)との関連性が思惑めぐるところでもあります。

短年熟成という点と、おそらく数樽ヴァッティングと思われる点で、サマローリ80年代によくある「複雑さ」と「パワフルさ」が共存し、魅力あるフレーバーに仕上がっています。加水しないことで、なんとも例えづらいですが、同時期G&Mの40、43%ボトリング(シェリー樽系)によくある”渋みのある杏”を思わせる系統の香りやフレーバーを感じません。