
タケモトカツヒコ (プロフィール)
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:薄い琥珀 鋭くはないが、アルコール感しっかり 据えた香り グレープフルーツ
【ミドル】:ブドウの皮 サトウキビ ヤシの実 繊細 ハチミツ 植物感一歩手前 グレープフルーツの皮
【フィニッシュ】:返り、鼻抜け共にパワフル キレ上がる ボディのエッジがしっかり 、 ゲラヒを連想させるパリッと割れる感覚 重さと言う点では一歩譲るが余韻長く 薄いべっこう飴
ダッシー for サマローリ グレンフィディック1979/1990。
OBの多いグレンフィディックで、1990年に詰められていながら57%というのは大変貴重。蒸溜所名が明記されているのもダッシーならではかもしれません。
カスクナンバーは5桁です。
Glenfiddich 64yo 1937/2002 (40.4%, OB, C#843, 61 Bts.)
Glenfiddich 1955/2006 ‘Private Vintage’ (52.6%, OB for World of Whisky, C#4221, 201 Bts.)
Glenfiddich 1955/2006 (53.5%, OB for HH Hansen, C#4221, 1 Bottle)
Glenfiddich 1964/1992 (58%, JJ Hunter, C#10790, 70cl)
Glenfiddich 1964/1992 (56%, JJ Hunter, C#10802)
Glenfiddich 37yo 1964/2001 (58.7%, Ian MacLeod, Sherry hogshead, C#10791, 200 Bts.)
Glenfiddich 29yo 1974 (49.8%, OB, 50th Anniversary Coronation, C#2336)
Glenfiddich 1976/2004 (50.3%, OB, for Queen Mary 2, C#21229)
上記のボトリングからカスクナンバーを見ていくと、OBボトルでも5桁のカスクナンバーは存在し、4桁とも混在していることが解ります。
さすが世界トップの販売量を誇るだけのことはありますね。
グレンフィディックがシングルモルトへ舵を切ったのは1963年。
当時ブレンド全盛で無謀だと言われながらも、先陣を切ったことが今の成功に繋がっていると言われます。また、万人に受け入れられる「穏やかな」フレーバーであったことも幸いしたと。(参考:ウイスキーコンパニオン完全最新版)
本ボトルはさすがはサマローリと称えるほかない見事なカスクだと思います。
グレンフィディックの「繊細かつ複雑な」ハウススタイルが、57%の高いアルコール度数でより迫力とともに鮮明に目の前に迫ってきました。
正直グレンフィディックは淡麗で、積極的に飲む感じではなかったのですが、その最たる理由がフィニッシュの力加減でした。本ボトル程の度数は厳しいとしても、せめて40度台後半であれば、カリラを思わせる「切れ上がり」と、ゲラヒを思わせる「割れそうな繊細さ」の両方が楽しめる素晴らしいモルトだと思います。(加水で渋みが出ることもありますよね。)
最近のOBは、以前よりも相当レベルが上がってきたと思いますし、ボトリングの方向性として度数を最大限考慮していただけると、その実力がもっと迫力をもってモルトマニアックスの心に響くのではないかと考えます。