タケモトカツヒコ (プロフィール)
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:イチゴ 燻製 ヨード 典型的なアードベッグフェノール サラミ ソーセージ クレオソート コールタール アルコール感しっかり
【ミドル】:ボディは舌上で滞留する 全体的に甘みは少ない 焦げた麦塊 果実感は多くはない ビターチョコレート 炭 ピーナッツ オイリーさがシェリーに包まれている
【フィニッシュ】:高貴な切れ上がり ドライ 焦げた麦 リンゴ 余韻でミント メントール 若干水分を吸う 時間と共に龍角散のどあめ 軽い酸味
時の流れを思い出させるアードベッグ。
本ボトルは、2000年コミッティーリザーブとしてリリースされたC#2394の隣樽で、1999年詰めのマネージャーズチョイスがC#2391でした。
Ardbeg 1976/2000 (53.2%, OB, Committee Reserve, cask #2394, sherry, 446 bottles)
Ardbeg 1976/1999 (56%, OB, Manager’s Choice, sherry cask, warehouse #10, C#2391, 497 bottes)
そんな超絶カスクが、2002年になって日本に向けて独占的に発売されたというのは、もう現在ではなかなか考えられない最高の待遇だったと思います。それだけ日本市場を重要視してくれていた証拠でしょう。
内容も素晴らしく、アードベッグ持ち前の荒々しさが、高貴なシェリーでオブラートされ、渋味エグ味といったものは皆無。
全体的に甘さひかえめで、若干ドライな印象のフィニッシュです。