注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

2010年総括 遅れてきた中年 kssi

遅まきながら、2010年の個人的な総括を述べさせて頂きます。

すべての始まりは、2010年1月に、都内某所で飲んだ「ラフロイグ31年/1974年蒸留LMDW」でした(画像等はこのwhiskylinkのISLAYにありますhttps://www.whiskylink.jp/?p=1475)。

この2010年の一年間で、約120本ほどのボトルを購入し、約70本ほど開栓しましたが、このラフロイグを超えるボトルには出会えませんでした(次の写真は自宅で、3月ごろ)。

同等レベルと思えるボトルの多くはバーで頂いたもので、個人で購入可能だったのは「OBグレンモーレンジ30年」ぐらいでした。

2月に八重洲の「ハセガワ」さんの存在を知り、何度か試飲に行き、そのたびごとに数本ボトルを購入し、5月ごろにサイト「ウスケバ」を知り、煽られているとわかっていながらw、ヤフオクでボトルを落とすようになり、秋になって初めて目白の「田中屋」さんを知ったという、かなり晩生のモルト・デビューでした(例えば、「93ボウモア」騒動を知ったのは、6月ぐらいで、それを「騒動」として再認識できたのは9月頃だったです)。

2009年までは、「バー」も池袋西口と西新宿の二軒しか知りませんでした。仕事等の関係で、自宅飲みが多いので、それほど増えた訳ではありませんが、2010年になって、高田保馬の「歩古ホール」さん(キッカケは、このラフロイグでしたhttps://www.whiskylink.jp/?p=5416)、池袋東口の「もるとや」さん、代々木の「GRAVEL」さん、池袋西口(愚息が通っていた幼稚園近く)の「J’Bar」さん、津田沼の「某バー(ゴメンナサイ、名前を覚えていません。隣の焼鳥屋さんと寿司屋さんは覚えているのですが)」さんなどに、はじめて足を運びました。

個人的な(あくまでも個人的な)総括としては、①まず、バーで飲んでから、購入すべしw。②アイラでないシェリー樽は、要注意!。③ヤフオクで、熱くなるなw。

①について、自分の直感や、世間の評判も大事なのですが、自分の実感(経験)の方を優先して買わないと、大変残念な結果が待っている、ということを勉強しました。

②について、アイラのシェリー樽で外れを引いたことが少ないだけなのかもしれませんが、シェリー樽のシングルモルトは、個人的に好き嫌いがハッキリ二分されます。そして、飲んでみて「嫌い」と感じるボトルも、そのノーズ(香り)は悪くないのです(むしろ香りは良い)。つまり、そのような「嫌いボトル」は、僕個人的には「バランスが悪い」と感じてしまいます。誹謗中傷している訳ではないので、以下、具体的なボトル名前を明記しますが、管理人さんが判断して問題があるようでしたら、削除して下さい。それは、「DL/O&Rタムデュー19年(20年は美味いです)」「OBグレンドロナック1993/16年for WML(1971年のfor k6&CLは美味いです)」「ADブナハーブン9年(41年は美味いです)」「KBハイランドパーク19年」「BBRグレンスコシア1992」「Zagatti PCリンクウッド1991/16年」「軽井沢17年」などです。これらのボトルは、開栓後の変化を期待して、同じ棚の奥の方に保管してあります。

③について、一時期、ネット上で「煽られている」とわかっていながらw、「即完売ボトル」をヤフオクで無理に落とそうとしていました。海外の蒸留所やボトラーの経営者の耳に届くかどうかわかりませんが、700mlのフルボトルだけでなく、ハーフボトルやミニボトル等を増やして欲しいです。

最後に、テイスティング「スコア」について、私見を述べさせて頂きます。僕は、ウスケバやこのwhiskylinkで、いくつかのテイスティング「コメント」を残していますが、点数や星印によるランクを明示したことはありません(ラフロイグ31年を100点満点とコメントしたこと以外は…)。僕はあるボトルを飲んだら、すぐに似たボトルを頭のなかで探しています。そしてその共通点と相違点を探しだすようにしています。似たボトル同士の「序数」での比較はできるのですが、まったくベクトルが異なると思われるボトル同士を「基数」で比較することは、僕には困難です(ただし、他の飲み手の方の「スコア」は参考になりますし、感謝もしています)。

例えば、今僕の目の前に14本ほど開栓済みのボトルがあります。

そのなかで、アイラが5本あり、これを僕の好みの順で並べるの(序数的比較)は、なんとかできそうです。TWA93ボウモア3rd→DT82カリラ→TWA93ボウモア4th→DTラフロイグ12→OBラガバーリン12/1995。でもこれだって、絶対的ではないです。その時の状況で、順番が入れ替わることもあるでしょう。一方、このボウモアとベンリアック1975を、あるいはローズバンクを比べて点数化しろ、と言われても、なかなか難しいです。序数化できれば、事後的に点数化できるはずですが、序数の数が多くなれば成る程、確かに評価の客観性が担保できるでしょうが、その反面、序数化がかえって難しくなる、というジレンマがあります。

長くなりました。最後の「2010総括」です。2011年も、自己責任で「味わい楽しみ」、かつ、振り回されたいと思っていますw。乱筆乱文、失礼しました。

今年も、よろしくお願いいたします。