モルトウイスキーコンパニオン完全最新版が発売されます。
思い返してみると、私にとってウイスキーに関する書籍で一番深く読み込んだのが、本モルトウイスキーコンパニオンの第4版です。邦版としては初となり、前版から大幅なアップグレードを果たした2000年発売のものでした。
当時日本でもシングルモルトブームと言われ始め、インターネットもようやく浸透してきた頃でしたが、ここまで詳しく、分かりやすく蒸溜所を網羅した書籍を見たことがなかった私は、この本を頼りに、特に点数が高いものは全て飲むと意気勇んだものです。
更には本書がどこのBARにも置かれるようになり、日本のウイスキーラヴァーの間でもこの本に載っていることは知っていて当たり前というぐらいの雰囲気が、そこかしこに漂い始めた感がありました。
今回の最新版もMJ氏の残した文献を極力そのまま残しながら、直近のボトルを中心に点数と共にテイスティングノートが追加され、現行OBについてはほぼこの1冊で網羅されたと言っていいぐらいだと思います。
本サイトの目的も同じですが、感覚は主観的なものでしかなくても、客観的な意見で補完することも出来れば、より楽しみが増すことにもなると思います。
前作から5年。待望の1冊がやってきました。