年末からネットを騒がせたという「おせち事件」。今日は大々的に報道され、目にされた方も多いと思います。私もその一人です。
ちょうどおととい、グルーポン、9億5000万ドルの調達を計画か–米報道というニュースを見ていた直後でしたので「あれ?」という気分もありました。
先のニュースはゴールドマン・サックスがFacebookに出資のニュースとほぼ同時でしたので、最近はネットバブルの頃とは正反対にIPOを先延ばしにするのがトレンドなんだなと思った程度でありましたが、まさか年末年始に一方日本でこんなおせち事件が起こっていたなんて。。。
これだと言うんですから、最初聞いたときは自転車操業目的の会社が「飛ばし目的」にやったのかと思っていました。チーズが6Pの一切れというところが話を加速させています;
安売りでも、利益が全く無くても、売上げないことには「既に仕入れた代金(買掛金)」を支払えないというのが自転車操業で、いずれ行き詰まるわけですが、ここで数年前から「年越し村」が報道されるのに応じてか、選挙対策か、特に都市圏では企業向けの融資制度がそれまでとは考えられないほど低い壁で行われていました。
結局借りたところで景気が良くなるわけもなく、自転車操業を繰り返した挙句、会社を畳んで、連帯保証の社長は夜逃げというのはよくある話です。
特に今回国民金融公庫を中心に行われた融資であれば、取立ても従来とは比べものにならないほど甘いはずで・・・けれど畳むにもそれ相応の理由が必要なはず・・・と予想したわけです。
ところが、どうもそうではないらしい。
このバードカフェを運営していて、サーファーで、1月1日に辞任したという外食文化研究所の元社長は、
僕は、詰め込みからだけどメンバーは、仕込みから徹夜でやってくれてます(^ ^)
しかも、ぐるなび柳田さんが朝まで手伝ってくれそのまま会社に出勤してました(^ ^)
本当にありがとう!!!
明日おごります(^O^)/
他の店舗も、営業時間を延長しそれぞれの闘いがあります。
あと三日。
今年の集大成となる三日にしよう(^ ^)
今日も徹夜で頑張るぞ!!!
http://ameblo.jp/gaishokubunka/entry-10751921352.html#main
1968年 4月 30日生まれ。
高校中退後、 2年後通信高校に編入し、その後インテリアデザインを学ぶ。
30歳までには必ず何かしらで独立したい!と 20歳の頃から独立するために起業について独学で学び
デザイナーの経験とレストランオーナーとのコネクションを活用し、 27歳で独立。
丸坊主頭、開業後運転資金ゼロからの無謀なたった一人からのスタートだった。
一人の孤独感と運転資金ゼロ、プライベート時間なしの不安から一時期独立を後悔するが 30歳になった時には 3店舗の
オーナーになっていた。
そして現在は 9店舗を展開し社員数 28名、アルバイト、パート 120名。
趣味:サーフィン、仕事、ハーレーダビットソン
どうも自身のブログに書きこまれた文章を見る限り、本気で「気合で」乗り切ろうとしていた節が伝わって来ます。手を差し伸べていた「ぐるなび」でもグルーポンのようなキャンペーンを張って、売上増を狙っていたのでしょうか。
グルーポンにぐるなび。プロフィール通り「無謀を成功させた」自負からか・・・
突撃してしまいます・・・
しかもグルーポンのキャンペーン設定段階では100だった販売個数が、フタを開けると500売れてしまった・・・
100でもギリギリ、500だと・・・
裏を返せば、、もう無理もいいところでスタッフの労力限界を考慮せず、商品のクオリティを省みなかった結果だったことに非難の余地は多分にあるのだと思いますが、最初から「コケさせる」つもりはなければ、それこそ成功体験をスタッフにも味合わしたいなどという経営者が持ちがちな「一人よがりの行く末」だったのかも知れません。
グルーポンは、キャンペーンクーポンで基本的に通常売価の半額で店からサービスを引き出し、さらに売れた金額の半分を店に、半分をグルーポン側が受け取る仕組み。
このおせちは通常約2万円の商品らしいのですが、グルーポンにて約1万円。
つまり店が受け取る金額は一個5000円。
それにしてもヒドいのでしょうが。。。
一方のグルーポン本体。
2008年11月にサービスを開始させるや急成長。2010年12月にはグーグルから60億ドル(6000億円)で買収オファーがあったもののそれを蹴った企業。
元々共同購入スタイルで、規定の販売数を超えれば、キャンペーンが実行させる仕組みであるため、
購入者が、キャンペーンを実現させるため身近に広く告知。
店側が、一定規模以上の広告宣伝が行える。まとまったお金が入る。
グルーポン、キャンペーンを企画するが、あくまで内容(コンテンツ)を自分が提供するわけではない。間に入っているだけで販売価格の半額が手に入る。
という、考えようによっては「三方一両得」といえるビジネススタイルなわけです。
そんなグルーポン。まだ上場前ですが、アメリカでは未公開株の私設取引所が認知されていて、イージーなやり方で取引することが出来ます。
先のニュースの話ですが、ロシアベンチャーキャピタルと組んで、9.5億ドルのうち5億ドルは既に埋まったようです。
ところがこのうち、実業に用いられるのは1.5億ドルのみ。残りの8億ドルは「株式の流動性の向上」を目的に、創業者から持株を買い取るために利用されるといいます。
未曾有の不況だとは言いますが、グルーポンシステムに行き勇んで、おせちで崩壊してしまった社長もいれば、グルーポンシステムを考えついた創業者は、確実に持株を換金。得た株券で一儲けを狙うロシアンベンチャーキャピタル。
こちらは三者三様なようです。