Glenfarclas
25 Years Old
(グレンファークラス25年)
700ml 43%
株式会社 ワイン取扱
1990年代後半頃流通品
(イギリス流通品)
価格:10000円前後
スコア:65点
テイスティング:オープンテイスティング
テイスター:くりりん
香り:落ち着きのある甘い香り、レーズン、プルーンやバニラに、カラメルとアーモンドクリームがかかっている。メンソールもある。
少し中間で平坦さが感じられる香りだが、グラスになじむことで、もう少し色々な表情を見せてくれる。
奥はビターでアルコールっぽさも多少あり、時間変化で天津甘栗のようなフレーバーも感じられた。そして若干のエグミも・・・
味:スムーズな口当りから、ペドロヒメネスシェリーを水で割ったような甘さ、カラメルラテ、ほのかにナッティー。
中間は余り厚くなく、逆にGMのシェリーのようなカラメルっぽさでつぶれており、平坦気味に感じられる。
鼻抜けは葡萄や煮たイチゴ、味の後半は序盤の甘さとスムーズさからビターに繫がる。
余韻はドライでアイスコーヒーやビターチョコに、ウッディなタンニンが口の中に染み込み長く続く。
コメント:自宅飲み。グレンファークラス25年の2つ前のボトルデザインのモノ。
グレンファークラスは、12年こそトールボトルからダンピーに変わったり、トールでスクリューキャップだった時期があったりと、割と頻繁に変化がありますが、
25年は角瓶→ブラウンダンピーへの変化があった以外目だったものは無く、しいて言えばボトルネック下部分にあるスペース。
ここに“g”と書かれた金属っぽいモノが張られていれば1つ前、青で25と張られていれば二つ前ということになるようです。
ちなみに現行品には何も張られていません。味もだいぶ変わりました、一言で言うとシェリーが薄くなった・・・
さてさて、ボトル談義はこの辺にしておいて、味の総括ですが、
普通ですね、それ以外に言い様がありません。現行に比べるとシェリーは格段にしっかりしていますが、それ以上にタルい味わい。
角瓶も確かに中間でタルい部分があるのですが、このボトルはその流れを受け継ぎつつ、バランスはどうしても落ちています。
飲み始めの人にはわかりやすい味かもしれませんが、飲みなれてくると物足りなさを感じてしまうかもしれません。
後は好みの問題というところ、私はもう少し複雑さというか他のフレーバーに厚みがあればストライクゾーンです。