GLENDRONACH
GRANDEUR ”Batch 1”
(グレンドロナック グランデュワー バッチ1)
Aged 31 Years
700ml 45.8%
Cask type: Sherry Cask
Bottle:615/1013
価格:約45000円
スコア:BAR飲みのため記載せず
テイスティング:オープンテイスティング
テイスター:くりりん
香り:熟した梨や桃のようなフルーツ香、ドライフルーツはレーズン、イチゴジャム、ほのかにビター。
31年以上の良質な熟成期間を過ごした証として、フルーツが濃縮したような熟成香を感じる傍らで、
フレーバーの角ははっきりとしている。スムーズでありながら存在感のある、素晴らしいシェリー香。
味: スムーズな口あたりから、レーズン、黄桃の缶詰、甘酸っぱさがしっかり広がり、ナッツクリームのアクセントも。
その後はビターチョコやオレンジの皮、ビターなニュアンスが追いかけてくる。
余韻はビターで口の中にきゅっとしみこむウッディさ、タンニンをしっかりと感じる。
渋みは心地よく、そこにハーモニーを加えるように長いふくよかなシェリーの戻り。
コク、フレーバーの広がり、余韻、満足に値する一杯。
コメント:アイラ・バー東京。8月27日のベンリアック&グレンドロナック試飲会にて。
今回のイベントの目玉とも言える一本、これはもううまくて当たり前という感じでしたが、やはりうまい。
フルーツいっぱいの味の広がりから、コク、深みがあって、最後はビターなニュアンスが心地よい。
もうシェリー樽熟成ウィスキーのお手本というか、これぞ!!という仕上がりで、
グレンドロナックが所有する長期熟成原酒の質の高さを、まじまじと見せつけられる感じです。
グランデュワーは、数は不明ながら複数の原酒のバッティングであり、熟成期間は最短31年~
カスクストレングスといいつつも45.8%で、なんらかの調整が行われているボトルです。
だからこそのこのスムーズさ、この味の深さ、複雑さにつながっていて、製作者の気合を感じますが、
いかんせん価格もなかなか気合負けしてない設定ですw
手が届かネェって(汗)