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カリラ Caol Ila 15yo (57%, Bulloch Lade & Co. Ltd., 75cl, Orange label) c1985


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】乳酸感、青っぽさが印象的です。麦の影響なのか酵母の影響なのか、57度にしてボディはエッジが立っているという程ではなく、しっかりとした広がりをみせます。


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:薄い琥珀 乳酸(+) 青っぽい印象は植物(草・茎) サラミ ソーセージ 煙感 ヨード ビーフジャーキー 生ハム ヨモギ

【ミドル】:ボディは広がる印象 干した麦感 乳酸 植物感 時間とともにミルキーに(ココナッツ系) ナッツ 落花生の皮

【フィニッシュ】:返り、鼻抜け共にしっかりしている(+) ピーナッツ ピーマン ししとう ピスタチオ 塩


カリラのバロックレイド、オレンジラベルの57度。他に43度の加水ボトルが存在(セラミック)します。

好みによるとは思いますが、50-60年代のカリラの原風景を知るには最適の1本でしょう。

乳酸感、青っぽさが印象的です。麦の影響なのか酵母の影響なのか、57度にしてボディはエッジが立っているという程ではなく、しっかりとした広がりをみせます。

その後70年代半ば以降の蒸溜においてカリラは現在の持ち味ともいえる「鋭いボディと切れ上がり」を身につけ、80年代蒸溜の25年熟成前後のボトリングには絶品多数。

短熟90年代においても乳酸感や青っぽさは健在ですので、このあたりから時代と原材料の変遷を読みとくのも興味深いです。