暖かくなったので、今日から夜のランニングを再開します!
と妻に宣言した矢先、仕事で帰りが遅くなって走る気力も逸してしまったくりりんです。
いやいや、明日こそは!
あぁ、でも明日は新人歓迎会が・・・
あれー?
30歳になって大人の階段を上ったついでに、ダメ人間の階段も上った気がします。
さて、先週は新着ラッシュでいきましたが、今日からは一区切り、通常運行でちょっと前のボトルを1本。
昨日タケモトさんから懐かしいボトルの投稿もあったので、かぶせてみます。
余市
1989-2005(15年)
YOICHI
The Scotch Malt Whisky Society(SMWS)
”Mellow and bourbon-like”
700ml 61.8%
Cask No,116.7 (新樽)
ツンとしたアルコール感、熟したブラックチェリー、パイプタバコ、松の樹皮、湿った土のようなピーティーさを感じるアロマ。
濃厚だがハイプルーフらしくべたつかないトーンの高い甘さも感じられる。
口当たりはパワフル、ジンジンとしたアルコール感と適度なウッディーさ、そしてどっしりとした甘さがある。
オレンジピールチョコ、煮出した紅茶、古びた樽、カステラの焦げ目やメイプルシロップの甘さ。
フィニッシュはピーティーでスパイシー、葉巻を思わせる甘みを帯びたスモーキーさが鼻に抜ける。
余市らしさがありながら、チェリーやオレンジといった熟したフルーツ感がリッチに感じられる素晴らしいボトル。
バーボンのようというコメントがあるが、この濃縮感はまるで日本のハイランドパーク!
いやぁ、このラベルの「生命の水」って、なんか特別感あって良いよね!
先日、某S文研チーフ氏の飲み会で惚れ込み、強奪してきたボトル。
某T兄貴に比べたら軽微なレベルだおと思うのですが、我ながらひどい男ですw
しかし手元に来たからには美味しく頂かなければなりません。
個人的な感覚ですが・・・余市は非常に芯の強い酒質をしているため、
出るか出ないかは別として、20年以上、30年という熟成にも耐える蒸留所だと思います。
上述のハイランドパークもそうですが、ブローラのようでもある。もちろん短熟でも悪いわけじゃありませんが、
熟成で樽感が強くなっても、その樽の強さを受け止めるだけのボディがあるんですね。
80年代の蒸留としては、ソサイエティでかつて26年などがリリースされ
樽由来のフレーバーが強くありつつ、破綻した感じはありませんでした。
90年代だと蒸留所限定販売の20年物のカスクがありますが、シェリーはアレですので除外するとして、
その他のカスクからはまだまだこれからという勢い、パワーを感じます。
この安定感、いいですね。
数年前から言い続けてますが、ジャパニーズは今が成熟期だと思います。
ちなみに、余市はハイランド、宮城峡はローランド。
といううたい文句がありますが、アレは明らかにハイとローで違いをわかりやすくするCM的なモノで、
実際のところ、余市はアイランズ、宮城峡はスペイサイドじゃなかろうかと思うわけです。
あまり本質的な話ではありませんが(笑)。
(余談)
Twitter及びFacebookへの投稿共有に関して、Whisky linkのアップデートがあったわけですが、
今回のは”くりりん向けアップデート”とのこと。確かにタイムライン等に共有しやすくなりました。
タケモトさん、あざーっす!