タケモトカツヒコ (プロフィール)
【スコア】 87 pts
【2009年11月27日 初出】
【ファースト】:やや薄い琥珀 分離したアルコールが強い レーズン 酸味はイチジク 種無しブドウ 土っぽい香りはベンネヴィス彷彿 木材 かすかに周囲にイチゴジャム(残り香として残ってくるのは酢酸/梅寄り) 煙感 サラミ ヨードはあまり感じない 焦げた感覚
【ミドル】:ややオイリー 広がるわけではないが落ち着いたボディ
【フィニッシュ】:鼻抜け 返り素晴らしい 舌上でピリピリ(トウガラシ コショウ) 喉上刺激 塩
余市のニューリリース(4つのタイプのカスクのヴァッティングとのこと)。
フィニッシュがとてもパワフルである一方で、香りはとても複雑かつフルーティー。瑞々しい印象。
一方フィニッシュでは水分を持っていく感じがして、再び飲みたくなる。水割りにもしたくなる。
突き抜けるには、あとはボディだけが。。。もっと膨らんだりエッジが立っていたり、全体がシルキーであったりすれば。。。
香りが複雑かつ芳醇なだけに、ボディを時間配分としてもうちょっとだけ長く楽しみたいというのか、満足感がもっと出れば最高です。
香りは素晴らしい、フィニッシュはパワフル。
コクを求めることと、ボディを打ち消さないということの両立は難しいのかもしれません。
あえて想像するに。。。余市にフィッティングの良いボディのイメージというと、
厚みでブローラ
エッジでローズバンク(ゼニス20あたり)
そういえば今年瓶詰めのメゾン向けベンネヴィス1975なんてすごくいいかも。
。。。さあこれをフランスでメゾンがどう売るか。。。どんな反響があるか。興味あります。