今日はオールドボトルでいきましょう。
ただし諸事情(最下部記載)によりネザーミルを調べてたら遅くなってしまい、あんまり時間も無いので、手軽に一本。
ダフタウン グレンリベット 8年
DURRTOWN GLENLIVET
1980年代流通
750ml 40%
穏やかで香ばしさのある麦芽香主体のアロマ、微かに土っぽさと酸味も感じられる。
口当たりは柔らかくスムーズ、麦感豊富でスウィート、薄く延ばしたカラメル、麦の芯の部分にある自然な甘み。
フィニッシュは微かにスモーキー、トーストを焦がしたような苦味、ドライで蓄積系。
1口目より2口目、特にフィニッシュのビターさが徐々に強く感じられる。
UDV系列になる前、ベル社所有時代のボトル。
通称ライオンラベル、と言うらしいですが、色使いといいインパクトありますよねぇ。
以下で候補蒸留所にも挙げてますので、ちょっと確認を兼ねてテイスティングしてみます。
共通点は普通にありますね、このボトルは短熟の原酒も入っているため構成は異なりますが、
長期熟成になればより樽の影響を受けるので、麦感の前に出てくるフレーバーが強くなるでしょう。
マイナーで需要があるとも思えないボトルの分析に、そこまで時間と労力をかけてどうするんだとも思いますが、
こういう謎解きってすごく燃える性分なんですよね。
だからオールドボトルの遍歴とか、やたら調べまくってしまうのかも知れません。
ダフタウンは98%がブレンド用にまわされるため、規模からすればリリースの少ない蒸留所。
特にオールドについてはどこか懐かしさを感じる穏やかな風味で、
突き抜けた特徴はないですが、たまに1杯飲みたくなります。
こういうボトルが家にあると、安心するんだよなぁ。。。
なんて思っていたら昨年某所で入手することが出来ました。ありがたい限り。
妻共々、お気に入りの1本です。
・・・
さて、唐突ですが、やってしまったかもしれません。
昨日自信満々に、やれ誤植だ、やれフェッターケアンだと記事にまとめたネザーミル21年ですが、
フェッターケアンでは無い可能性が高くなりました。
確かに通常ラインナップはフェッターケアンなのでしょう。
ただ、通常ラインナップのラベルはシングルハイランドモルト表記なのに、
21年だけがピュアモルト表記だったり、
裏ラベルの書きぶりまで調べると、通常ラインナップと書き出しは同じなのに、
第2パラグラフだけ違ったりして、あぁこれはやっちまったなとw
仮にそうだとすると、裏ラベルからスペイサイドで21年という以外にヒントが無いのですが、
スペイサイドでこの手の麦芽香にスモーキーさを出す蒸留所は限られています。
樽次第ですが、クラガンモア、ダフタウン、アベラワー、
麦芽香だけならダルユーイン、クライゲラヒ、閉鎖系ならバンフも候補に入ります。
全体的にフレーバーとの関連をみるとクラガンモア、次いでダフが一番近いかなぁ。。。
クラガンモアラバーな飲み手にも、感想を聞いてみたいですね。
本件は引き続き調査を進めたいと思います。