今週末に迫った、Whisky Live Paris 2012。
個人的注目点について「羨ましさ」目線にて書かせていただこうと思います。
http://www.whiskylive.fr/animations/masterclass/
【軽井沢のマスタークラスが連日2つも開催される!】
LMDWの功績大だと思いますが、フランスでの軽井沢人気は衰えを知らず、蒸溜所が完全閉鎖されたにもかかわらず、そのマスタークラスが2つも開催され、しかもニューボトリングが4発。
- Karuizawa 1969 single cask #8183
- Karuizawa 1970 single cask #6177
- Karuizawa 1981 single cask #162
- Karuizawa 1983 single cask #8597
フランス資本で再稼働もありえる気がしてきます。どシェリー+ハイプルーフ。赤ワインに馴染みの深いフランスでは特に人気です。
日本人として、正直これでいいのかという気がしてなりません。
【Whiskyfun Serge VALENTIN氏 + Dave BROOM氏のヴィンテージスピリッツクラスが開かれる!】
提供ボトルは、
- Highland Park 21 ans 1959 (bottled 1980), embouteillage officiel @ 43%
- Glen Garioch 1971, embouteillage Samaroli @ 59,6%
- Ardbeg 1973 (bottled 2004), embouteillage officiel @ 49,5%
- Port Ellen 1978 (bottled 2000), embouteillage Rare Malts @ 60,5%
こういうボトルを提供することだけなら日本のコレクターでも十分に可能ですが、ただ飲むだけでなくて、一緒に飲めるということに価値があります。
どうも隣の芝生は青いのか、日本のイベントは熱心な飲み手や、参加者(つまりは消費者)と共に盛り上げるという意識が薄いような気がしてなりません。
言い換えると、消費者がウイスキーの中身についてどう思うのか、どんなリリースを期待しているのか、掬い上げる姿勢が足りていない気がします。
その割にネットの評判に一喜一憂したり、非現実的なテイスティングノートをWEBでUPするなど、ちょっとそれ違うだろうというマーケティングに終始しているように見えてなりません。
定期的に当サイト単体でやっても面白いかもしれませんね。