注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

ボウモア Bowmore 8yo 1993/2001 (40%, The Islay Prestige, for Japan Maeda co.,ltd, C#500065,500066,500067)


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
[opentasting]

タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】加水が飲みやすさを演出している分、1993のヴァッティングが希少であることを考えると、ナチュラルストレングスでリリースされていたなら間違いなく伝説になったであろうボトリング。


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:サラミ(++) 鰹節 木材 ナツメグ(+) 海水(++) 生ハム+メロン 貝類 蜂蜜

【ミドル】:ボディは穏やか 輪郭はハッキリしている オリーブの実(+) ややオイリー パイナップル レモン グレープフルーツ パイナップル

【フィニッシュ】:鼻抜け、返りともしっかり(+)  煙感  燻製  麦感   グレープフルーツ 蓮華の花 パッションフルーツ


通称「前田のボウモア」

日本で93ボウモアの歴史を語る際には、このボトルを欠かすわけにはいかないのでしょう。

カスクナンバーによると3樽のヴァッティングに加水で相当な本数を抱えることになったと思われますが、同社は聞くところによると既に閉鎖されているとのこと(**民事再生中:コメントありがとうございました)。

2001年に瓶詰めされた際には、パヒューム香がないことが確認できただけでも大きな価値があったことと思います。

またその果実感が60年代後期~70年代前半と感覚が近く、往年のファンからすると心を打ち抜かれるフレーバーなんですよね。

このボトルを飲むと、1993蒸留が決して熟成過程(特に後熟など)で突然変異をしたわけではなく、正当な進化をした結果だということが証明されると思います。

味はもちろん、歴史的意義も大きいです。