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Whisky link 自転車部 神奈川支部だより 3


第三回です。
ここのところmixiのつぶやき含め、やたらチャリネタが多い気がします。
スポーツの秋にはふさわしいかもしれませんがw

今回は先日のヤビツ遠征をまとめます。
(ホイール交換もまとめたかったのですが、長くなってしまったのでヤビツまでで。)

 

箱根を無事走りきり、次は神奈川の登りの聖地として名高いヤビツに興味がわきました。
チャリをたしなむ上では、ヤビツのタイムはひとつの指標になるのだとか。
40分切りで上級者、ロードはもちろんクロスを含むスポーツチャリなら1時間は切りたい、そんな目安をWeb等で見せられ、
燃えないわけがないくりりんです。ESCAPE R3でどこまでいけるか・・・

ヤビツ峠のタイムトライアルコースはコンビニ前スタートと、名古木交差点スタートの2つがあります。
ヤビツを登る、という意味では、名古木→ヤビツ峠コースが全区間にあたり、その区間の最初に含まれる、信号機2つを除いた区間がコンビニ前→ヤビツ峠コースで、若干距離が短くなります。

今回は名古木→ヤビツ峠コースで、ヤビツの登り全域を余すところ無く味わってみたいと思います。

 

名古木→ヤビツ峠コース
道程11.7km,標高差659m,平均勾配5.6%

勾配図
http://tohantt.info/image/yabitsutouge.png

タイムアタックサイト
http://tohantt.info/climber.cgi/yabitsutouge/

目標
・ノンストップ、ノー休憩
・ヒルクラムタイム1時間切り

まずは自宅から国道1号線→平塚→名古木 でヤビツ入り。
距離を短縮するため134号線ルートは使わず、最短距離の国道1号を使います。
午後から予定があったので、時間を稼いでおきたい、そんな考えがあったのですが・・・
これがアップダウンや交通量等、134号線に比べて走りづらい!向かい風だったこともありスピードが伸びない!

さらに平塚→名古木間で道に迷ったこともあり、より時間をロスしてしまい、
スタート地点でとる予定だった休憩時間をとれず、40km以上走った後で休憩無しでのヤビツに挑むことになりました。

 

箱根は序盤に下りを含む区間がありますが、ヤビツはいきなり心臓破りとも言える区間がきます。
タイムを出すコツはここで足を温存し、それを終えて山区間の登りの中にある、なだらかな登り区間でガッツリ飛ばす。
40分切りのタイムを出すためには通常の登りで15~20km/h、なだらかな区間で25km/h以上を出す必要があるようです。

行程半ばを過ぎると視界が開け、眼下には相模湾と平塚の町並みが広がります。

景色が開けているのでそろそろゴールという気持ちが生まれるのですが、ブラインドコーナーの先にまだ伸びていく上り坂、
初見の今回はかなりその気持ちが強く、タイムも意識していたので「まだあるのか」という精神的な負担が積もります。

そしてやっと、ゴールっ!!

タイムは49分49秒。
目標の2つを達成したことはもちろん、初アタックにして50分切りでなんとか40分台に乗せることができました。

最寄までの輪行や、スタート前の休憩ができればもう少し伸びたでしょうが、
初見かつ自宅からノンストップに加え、この車体でのタイムであれば十分満足です。
次は40分前半はもちろん、40分切りを目指していきたいです。

 

と、満足感あふれるレポで終われれば最高だったんでしょうが、この後、帰り道で事件は起きます。

思えば、箱根の下りで使った国道1号線は、すべて2車線でした。
ヤビツは2車線と1車線の入り混じった道路であり、ブラインドコーナーが非常に多いのですが、
それはゴール地点から下り始めて少し先のところ、2車線がコーナーで1車線に減少する、ブラインドのS字、
1つ目のコーナーを曲がった先に、次の右コーナーを対向車がアウトインアウトでふくらみ気味に曲がってきたところでした。

対向車が来る、そんな意識がまったく無かった私はコンマ数秒反応が遅れ、
相手も私が認識できていなかったようで、手前のコーナーをアウトインアウトの流れから、
次のコーナーを最短距離で抜けるラインで動いていました。
反応が遅れつつ、お互い避けようとした結果、私は相手のリアにヒット。
衝撃で投げ出され、前のめりに倒れこむ形に。

見事に事故ってしまいました。


事故現場写真。
左手奥に右カーブがあり、ミラーも無く、この位置からでは見事にブラインドS字コーナー。
さらに手前の左カーブから2車線が1車線に減少していてスペースもありません。

 

結論から申しますと、無事です。大事ありません。

良いあたり方、転び方だったと思います。
事故っていて良いもなにも無いんですが、フレーム等走行に関わる箇所に直ちに異常をきたす破損はなく、
グリップやペダル、サドル等にキズが付きましたが、自走で帰れるレベル。
体も打撲が数箇所、転んだ際に足等の筋肉を傷めたようですが、擦り傷も軽度の範囲、1週間でほぼ治りました。

皆様、ご心配おかけいたしました。

 

なお、自分としては今回のヤビツ遠征はアクシデントがありましたが、
こういったことを早めにかつ軽症で経験できて良かったと考えています。
普段乗りの自転車では体験しない領域で走っている以上、事故の発生率は高くて当然です。
これからも私は自転車に乗りますし、峠も走るでしょうが、今回の経験を糧に、防げる事故は未然に防いでいきたいところです。

また、走りの面ではエスケープR3 2012の力をかなり引き出せていると、自信が付きました。

パーツ交換はまだ先に・・・と思っていましたが、事故の一件もあり、一部のパーツは交換になりました。
ゲンを担ぐ意味もこめて、後日のチューニングに続きます。
 

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ヤビツ峠遠征 走行データ
車体:ジャイアント エスケープR3 2012

往路:52.1km
復路:27.5km(平塚駅前の自転車屋に預けて帰宅)
平均速度:23.2km/h

ヒルクラムタイム:49分49秒
ヒルクラム走行距離:11.4km
ヒルクラム平均速度:約14.0km/h