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ラガヴーリン Lagavulin 1994/2010 (52.7%, OB, C#3210, 291/528 Bts, Feis Isle 2010) Hand selected from the Port Ellen Warehouses by IAIN McARTHUR, European Oak ex-Sherry Cask


タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】燻製 ヨード 高級感漂う雰囲気 香木というよりはピート感優先 複雑で奥深い レベルの高いラガヴーリン


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:落ち着いているが、とても燻製感(+++)、ヨード感(++)が深い印象、とても複雑な香り 杏 プラム レーズン チョコレート オレンジ 焦げた麦感 海藻 塩

【ミドル】:ボディはしっかりしている 焦げた麦感 燻製 焦げた朝食シリアル オレンジ グレープフルーツの皮 杏 巨峰 やはり塩とミネラル

【フィニッシュ】:鼻抜けしっかり(++) 返りも十分 ドライ(++) ビターチョコレート 燻製感 ドライフルーツ オレンジ プラム 杏 酸味もある ヨードの下支え


これまたちょっと凄いラガヴーリンが登場しました。

15、6年の熟成のためOBと遜色ない長さと思ってしまうのですが、カリラでも利用された表記「European Oak ex-Sherry Cask」からのボトリングです。

なんとなく高級感漂う落ち着いた香りが、通常OBボトルと一線を画しているよう。

カリラと比べてどうかといえば、10年であの仕上がりはないだろうという意外性からするとカリラ。よりバランスがよく完成度の高いウイスキーとしてはこのラガヴーリンといったところ。こちらは燻製感が強く、香木の高貴な感覚というのはハッキリしませんでした。しかしながら他のOBに比べても圧倒的に複雑さや深みを増すことに貢献していると思われます。

またラフロイグで強く感じたことなのですが、今年のアイラフェスティバルボトルはいずれも海藻や塩気といった「磯の香り」が強調されているような気がします。

これも現在のトレンドなのかもしれません。相当ハイレベルです。