SPRINGBANK 1997-2011 14yo TWE for Shinanoya 57.1%
Cask Type: Barrel #421
one of 175 bottles
・香り:
柑橘、乾いた麦感がしっかり、少し瓜、ヴァニラ、生ハム、意外なほどピートが前面にある
・味わい:
鼻にぬけるような麦感、若さもありアルコールも少し感じる、結構ピリピリしたスパイシー、
ほどほどに甘くしっかりブリニー、柑橘などのフルーツもあるが味わいはモルティの方がメイン、
後半はオイルとピートが主張する、ミディアムボディ
・余韻:
モルトとピート、オイル、それにトウガラシ系のスパイス
・加水:
著変はないがアルコール感を逆に強く感じてしまう
・総評:
14年らしい若さもあるが、スプリングバンクらしい華やかさも感じられ、ブリニーはちゃんとある。
ピートが結構効いているが基本的にはハウススタイルを感じる正統派のバンクだと思う。好みの味。
【Good/Very Good】
ピートが結構しっかりと主張しますが、ここのところボトリングされる90年代バンクにはこういうものが散見される気がします。
今回のようにロングロウ寄りのバンクがあったり、逆にバンクみたいなロングロウがあったり・・・。
意図的にいろいろ作っているのか、たまたまいろいろできてしまったのか・・?
わからないですがどちらも美味しいものが多く嬉しい限りです。
これから熟成が進むとどうなるのか、とても楽しみです。
そういえば、スプリングバンクは生産に昔と同じ装置を使い続けているため、モロミの度数も極端に低く品質にもばらつきがでやすいと聞いたことがあります。
飲み手の勝手な意見ですが、私としては、今のモーレンジのようにしっかり管理をしていつも美味しいものを作るより、バンクにはブレやばらつきがあったほうが楽しくて良い気がします。