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白州 1989/2009 The Whisky Exchange 62% Sherry Cask これまたガースーさんからのお土産

 昨日同様、甘党メガネのチラシの裏に住む我が戦友ガースーさんからのいただきもの、白州1989。「いただきもの」という言葉は、なぜか「笑っていいとも」のタモリさんを思い出させる。テレフォンショッキングのゲストの方が、タモさんにお土産を持参する画が浮かぶ。最近その画をあまり見ないけど。まぁそれは良いとして、とにかく今日も画像に関しては苦肉の策をとらせていただきました(笑)スイマセン!

 

 ウイスキー・エクスチェンジ社のスキンダー・シン氏が来日した際に、極秘に選んだという白州のシングルカスクだ。同社初のジャパニーズウイスキーとのこと。

 

 とにかく色が濃い!香りにセメダイン、濃厚なカカオ、ゴム。味わいは渋味、苦味が同程度、そしてスパイシーさとスモーキーさがそれを上回る。このスパイシーさとスモーキーさ、野外でバーベキューをした際に牛肉に思いっきり黒胡椒を振って鉄板で焼いて、肉汁と胡椒がバチバチと音をたて、煙が立ち上がっている画を思い起こさせる(なんだかついでに焼きトウモロコシの味までしてきて、食欲を刺激され、お腹がとっても空いてきた笑)。ボディはかなり骨太。漬け過ぎた野沢菜や、沢庵といった漬物のニュアンスも若干感じます。

 

 この渋味と苦味、TWAのプライベートストックからリリースされたタムナヴリン1966/2010を思い出しました。このタムナヴリンはもっと苦味が強く個性的でしたが、なんとなく系統は近い気がします。

 

 トータル的な印象として、「野性的」という言葉が似合う気がします。「肉食の獣」、と言った感じでしょうか。主張がかなり強いウイスキーです。獣臭い肉(ラムとか)と一緒に飲み食いしてもきっと負けないと思います。価格は熟成年数の割りに高めです。約28,000円。コストパフォーマンスという観点からだと評価は付け難いですが、単純にウイスキー自体のクォリティーは高く、またとてもユニークで、ウイスキーの幅の広さや深さを感じるにはもってこいのウイスキーでしょう!どこかのBarで見かけたら(ちょっと高いかもしれませんので許されるならハーフで)、飲む価値はあると思いますよ!美味いっ!ご馳走様でした!