SpitifyにGroovesharkと、最近再び音楽熱が増しており、ウイスキーも音楽と同じように全員「一緒の素材」で楽しめたら、どんなに良いだろうと考えたりしています。
趣味というのは恐ろしいもので、使う時間と思い入れが大きくなると、少しでも環境を整えたいと思うようになり、究極的には「自分自身」で作りたくなってしまうという経路をたどるようです。
私も例に洩れず、まずはスピーカーを作りたくなりました。
【長谷弘】http://www.hasehiro.co.jp/product/backroadhorn.html
【コイズミ無線】http://dp00000116.shop-pro.jp/
秋葉のコイズミ無線に行ってみると、自作スピーカー愛好者はかなり多く、組み立てKIT化されているものを使えば初心者でも挑戦しやすい印象を受けました。
。。。念のためを考えて、究極的にはどういうゾーンに至るのかをチェックしたところ、スピーカーの場合 【東洋テクニカ】http://www.toyo.co.jp/audio/loudsoft/ にあるようなシュミレータープログラムを用い、スピーカーユニットの特性に合わせて、エンクロージャー(スピーカーの箱)を設計し作成するという状態になるようなのですが、結局のところ「スピーカーを置く部屋」自体に手を入れざるを得なくなるようです。
これは危険。
自ずと限界が近いことがわかり、ほどほどにしておこうと自らをなだめることにしました。
次にスピーカーではなく、オーディオのユニットではどんなレベルまで行けるのか?というのを調べてみます。
従来オーディオ機器というと価格的に際限なく上があるという印象でしたが、これはほぼ「設計図」の値段なんだということが理解できて来ました。
またCD前提のシステムでは、再生遅延を補うためのメモリバッファだけで、PCが自作出来る値段とあって、出来合いのユニットには興味が湧きようがありません。
特にデジタル・オーディオを考えた場合、各部品ごと、またトータルシステムとしての能力も数値化可能で(スピーカーへの出力まで)、やはりユニットを自ら「設計」し「作成する」ということが順路となっているようです。
既に頂上地点に到達した方々が、丁寧なレポートを数多くアップされています。
【OFF会風景】 http://easyaudiokit.hobby-web.net/bekkan/offm20101016/offm20101016.html
このページを見て、俄然「日本のモノづくり(技術屋さん)」の凄さを知りました。
参加者の方は割と年配の方のようで、まさに日本の高度成長を技術で支えてこられたプロフェッショナルな方々ばかり。
電子工作というレベルでは語れない、そこにはプロとしての長年の経験と技術が注ぎ込まれていることが、素人の私でも理解できます。
その濃密な内容に圧倒され、自ら足を踏み入れることよりも、こうした方々の「頒布キット」を入手するのが間違いないなと考えるに至りました。
今後はこうした専門技術を持った団塊の世代の方達が、とてつもなく高レベルな趣味を展開されることでしょう。
【参考】
http://easyaudiokit.hobby-web.net/
http://homepage2.nifty.com/~mhitaste/index.html
http://fpga.cool.coocan.jp/electrart/usb_dual_audio.html
特に私が凄いと思ったのは、この世代の方々は「自ら考える能力」に長けているということです。もう少し下の世代になると、規制が増えたり、コスト意識が先行して、マニュアルに沿って実行することに慣れてしまうのではないかと。
見習うべき所が多いです。