Liquid Sun 2種: アードモア Ardmore 1992 18yo ”peated” (49.1%,Liquid Sun,209bts) : トマーチン Tomatin 1976 34yo (48.7%, Liquid Sun, Sherry Butt, 366bts)

タケモトカツヒコ


タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開

【簡易テイスティング】


ラベルデザインを一新したLiquid Sunから2種。(この他にリンクウッド1989、リフィルシェリーカスクも同時リリース)

両ボトルとも、桃のようなエステルが前面に出ており、DT社の一連のリリースを彷彿とさせます。

アードモアは好印象。やや人工的にも感じる”桃エステル”は(熟成年数が若いためか)すぐに消え去り、ローズ、マーガレット、百合を連想させる奥深さのある香りが湧きでて、透明感のあるライトボディに、瑞々しい辛味大根をイメージさせるキレの良いフィニッシュ。

”ピーテッド”と銘打たれている部分は、突出した感じではなく、確かにボディは厚いとは言えないアードモア(ティーチャーズ原酒)にあって、存在感を程良くアップしているように思います。

【参考】https://www.whiskylink.jp/?cat=130

トマーチンは、香りで注いだ直後にラムネのような炭酸感(すぐ消えてしまう)があり、あとは終始「桃エステル」優勢のフレーバー、ややミドルでオイリーな部分が目立ち、フィニッシュには少々の火薬。

リキッドサン社は6月

Bunnahabhain 42 yo 1968 Liquid Sun, refill Sherry Cask, bottled 2011, 47,8%
Mannochmore 28 yo 1982 Liquid Sun, Bourbon Hogshead, bottled 2011, 49,4%
Tomintoul 43 yo 1967 Liquid Sun, Bourbon Hogshead, bottled 2011, 49,8%

をリリース済み。

マノックモアはディアジオから昨年リリースされたボトルが良かったですし、トミントールは1964操業、シルバー筒ボトルで馴染み深く、ライトで植物感豊富なイメージですが、全般的にリリースが少なく、ぜひ飲んでみたい銘柄です。

個人的にもトミントールは、G&M(?)67の濃厚なシェリー樽、黒ラベルが記憶に残っているのですが、しばらく突き抜けたボトルには出会えていません。

ただ心配は、国内でリリースはあるのかどうか。。。

価格設定が良心的なだけに、限定数量でも出て欲しいですね。