タケモトカツヒコ (プロフィール)
【短評】ボディのエッジがしっかりしている 梨の風味 フィニッシュも快く、余韻にホワイトチョコレート ミルクティー
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:やや薄い琥珀 梨の酸味 梨の皮 アルコール感しっかり 林檎というよりは梨の端麗な印象 透明感があり、くすんだ印象はわずか
【ミドル】:ボディは厚みがあるというよりはエッジがしっかりしていてフィニッシュへの連結感を演出している オイリーさは少ない 時間と共に蜂蜜とミルクチョコレート 口腔下部刺激
【フィニッシュ】:後半にかけて盛り上がる 鼻抜け十分 返りもしっかり スパイシーさは黒胡椒 唐辛子 蜂蜜的な甘みは干した麦感と相まって昇華 時間と共にホワイトチョコレート ミルクティー 麦感は焦げていない
2010年のボトリングは燻製感もオイリーさも控えめで、端麗な印象。
最近人気も上がってきたキャパドニックにも近い繊細なフレーバー構成、しかしながらフィニッシュで華麗な盛り上がりを見せていて、決して儚い印象にとどまりません。
飲み手に重さよりも切れ上がりを印象づけるボトリング。
一方2009年のボトルはオイリーさもあり、ボディは分厚く麦感豊富で、レザー感も前面に出ていましたし、いわばオールドタイプの仕上がりでした。どちらも良質なボトリングだと思います。