タケモトカツヒコ (プロフィール)
【短評】穏やかな煙感 かすかに乳酸
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:薄い琥珀 グレープフルーツ(+) ミント(+) パッションフルーツ(++) 酸味は梨(透明感がある) 手加温で甘み↑ レモンピール(++) クッキー 磯の香り(+) ヨード 生ハム 燻製 シナモン(+)
【ミドル】:ボディは瞬間的に広がり、舌にしみ込む(+) マンゴー(++) 白桃(+) 海藻 やや炭酸感も クッキー さほど焦げた感じはしない リンゴ 煙感(++) 梅 卒倒
【フィニッシュ】:鼻抜け(++) 返りも素晴らしい(++) 麦感 マンゴー(++) グレープフルーツ 煙(++) 余韻が長い アーモンド ナッツ 塩(+) 海藻 時間と共にチョコレート(+) ミルクチョコレート(+)
これは驚きました。ニューリリースのDT1982カリラ。
「ピート感に包まれたマンゴーフレーバー」が怒涛のように。。。!!
しかもベタつきのある甘みではなく、あくまでフレッシュな果実感。透明感。角が立つスパイシーさは皆無で、杯数を重ねるほどに深い。
確かにダンカンテイラー特有のフレーバーといえますが、それがカリラの鋭さと繊細さと共に見事に昇華しています。
昨年のBBRとは共通項もあれば違うところもあり、どちら共に凄いですが、本ボトルは80年代カリラに果実感を求めるならば最高レベルにあることは間違いないでしょう。
これは美味しいです。。。本年7本目の「薬剤師87認定ボトル」として推薦させていただきます。
調べてみたところ、2008年にC#2746がベルギーの「ザ・ネクター」向けでリリース済み。これが海外評価で90点(90点台はかなりの高評価)。
本ボトルはそのナンバリングで隣の樽。さすがにしっかりとした後ろ盾があるものです。
この感動をぜひ共有しましょう!
【参考:カリラ1982 ダンカンテイラーからのリリース】
Caol Ila 26yo 1982/2008 (54.3%, DT for The Nectar Belgium, C#2746, 269 Bts., D04/’82 B06/’08) 2008 DT
Caol Ila 26yo 1982/2008 (54.6%, Duncan Taylor, Peerless, C#2738, 279 Bts.) 2008 DT
Caol Ila 26yo 1982/2008 (55.2%, Duncan Taylor, Germany exclusive, C#2733) 2008 DT
Caol Ila 26yo 1982/2008 (55.4%, Duncan Taylor Rare Auld, C#2736) 2008 DT
Caol Ila 26yo 1982/2009 (55.9%, Duncan Taylor, Rare Auld, C#2741) 2009 DT