カリラ Caol Ila 1997/2009 ‘Manager’s Choice’ (58.0%, OB, cask #14185, 130/366 bottles)


タケモトカツヒコ

タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】ミドルのエッジを考えたとき、やはり12年熟成相当だなと感じますが、一方すでに香りの部分では風格漂う佇まい


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:濃い琥珀 香木系の香りが豊富(八ツ橋というのとはまた違う)(+++) 焦げた木材 燻製 炭 時間と共にオレンジ ややオイリーさも

【ミドル】:予想以上に透明感があり瑞々しい 穏やかな広がり 草っぽい緑のフレーバー 時間と共にヨードも出てくる クリーム状に変化

【フィニッシュ】:返り優先 後味にバナナ 唐辛子鋭い バナナの皮の印象 バタークッキー 燻製感続く


ディアジオ マネチョイ カリラ1997/2009。最近ディアジオ系の蒸溜所で目にするようになった「EX-Bodega Sherry European Oak Cask」

アイラフェスティバルのボトリングでも感じることが出来る、独特な香木感が強く出ている1本だと思います。

ミドルのエッジを考えたとき、やはり12年熟成相当だなと感じますが、一方すでに香りの部分では風格漂う佇まい。新しい時代が開けたなと感じます。

もしも今またバロックレイドが詰められたとしたら、加水しても負けないこの香木感が何よりの個性となることでしょう。

短年で成熟させる(したように感じさせる)技があるとするならば、この香木感と近年よく感じる果実感の増大(エステル化促進触媒?)が2大トレンドということに。。。。。