タケモトカツヒコ (プロフィール)
【短評】フレーバーはいずれも角が立つことがなく、ヨード感は控えめ。フルーティーさと透明感という意味では15年の57度よりも分かりやすいです
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:やや薄い琥珀 度数以上の上面発香 乳酸 リンゴや梨の果実感 木の実 ナッツ 穀物 ややピーマンのヒント オイリー 時間と共にチェリー感も おだやかな燻製感
【ミドル】:穏やかに広がるボディ 15年57度に比べると厚みは出ないが、長い時間広がり続けて麦感は照り焼きのよう フランスパン 甘みは酸味が穏やかなパイナップル
【ファースト】:返り優先 穏やか 海藻 塩 程良い唐辛子 麦感 燻製感 時間と共にクリーミーに ナッツ 穀物シリアル
カリラ 12年 OB バロックレイド表記のオレンジラベル。
フレーバーはいずれも角が立つことがなく、ヨード感は控えめ。フルーティーさと透明感という意味では15年の57度よりも分かりやすいです。
後者はボディが赤玉リベット並な麦感たっぷりな硬派な印象でしたが、本ボトルはゆっくりと長い広がり。余韻も素晴らしいです。
元々カリラは、ローランドのリトルミルを経営していた、ヘクターヘンダーソンが創設した蒸溜所。
本ボトルのキャラクターとは違いますが、特に近年多いハイプルーフで詰められたときにみせる、「エッジの鋭い切れ上がり」はこういった背景を知ると納得です。