OBボウモア10年 テンペスト“Small Batch Release No,2” 56%


BOWMORE
TEMPEST
(ボウモア・テンペスト “バッチ2”)

Aged 10 Years
700ml 56%
Small Batch Release No,2

価格:2010年12月4日時点日本未入荷
スコア:BAR飲みのため記載せず

テイスター:くりりん


【テイスティング】
※バッチ1と飲み比べならがのテイスティングです。

香り:バニラ系の甘さ、蒸かしたサツマイモ、昆布、穏やかなピートスモーク。バッチ1に比べて果実感が弱い分、
オーク由来の甘さがしっかりしている印象がある。奥にはグレープフルーツ、ほのかに塩の香りもある。

味:ダシの利いた甘さ、乾いた樽材、栗アイス、少し雑とした印象があるのは多量な樽のバッティング由来か、まだこなれていないためか
中間からピートと同時に、徐々にグレープフルーツ、乾いた麦、そして塩っ気が口の中に広がる。
鼻抜けにはピート感があって、最後は舌の上にじわりと南国系でドライマンゴーのようなフレーバーが広がる。


コメント:BURNSにて。2010年12月現在日本未流通ながら、ウィスキーエクスチェンジで直接買い付けたモノ。
国内にはぼちぼち3Rさんあたりが入れてくれることでしょう。
バッチ1が5000円前後という素晴らしいコストパフォーマンスで入荷してましたので、このバッチ2も右へならえでその再来を期待したいところです。

さて、本ボトルの総合評価としては、比較で飲んだテンペスト・バッチ1が開封後半年以上経過しているボトルなので、一概に比較できない部分もありますが、
個性としてはバッチ1より弱くなった感がありますが、バランスはしっかりしており、
1990年後期から2000年にかけてのボウモアの安定感、新時代のボウモアの力が良く出ていると思います。
余韻にじわりと出てくる南国感が泣かせます。
今後、時間経過でどのようになっていくか・・・少なくとも悪くはならないでしょう。

限定ボトルの場合、ファーストロットとセカンドロットで味が変わってしまうというのは良くある話ですが、テンペストの場合は大きな変化はないようです。
こういったボトルが2011年も引き続き日本市場に出てきてくれれば、家飲みボトルは安泰って感じですね。

参考→ボウモア・テンペスト バッチ1のテイスティングはこちら