タケモトカツヒコ (プロフィール)
【短評】フルーティーでベリー系のフレーバー ボディは穏やか 余韻の長いフィニッシュ
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:琥珀 フルーティーな香 麦香もしっかりしている 干したぶどう 木イチゴ さくらんぼ 弱いが確かにピート感
【ミドル】:膨張はしないがやさしく素朴な麦とボディ アスターほど桃の要素はないが 近い甘さと酸 紅茶
【フィニッシュ】 :鼻抜け 返り 穏やかだが余韻は長い しっかり麦の風味 バニラエッセンスとハチミツの混合
グレンモーレンジは意欲的に樽を使い、飲み手を飽きさせません。1700年代初期グレンモーレンジ農場での密醸造・密蒸留を起源に1843年合法的な 蒸留所へ変革。1920年グレンマレイ蒸留所 1987年アードベッグ蒸留所を買収。現在はLVMH傘下。スコットランドで最も高いスチルを使用。
アードベッグの項でも触れましたが、樽の使い方に活路を見出す手法は、常に良質の樽の確保にかかっているといえ、その点LVMHグループの一員となることは何よりのメリットであったでしょう。伝統と最新の付加価値の両立が現在の地位に表れていると思います。
本ボトルはエルミタージュ樽を使ったフィニッシュ手法と、素晴らしく麦感あふれる原酒がかみ合って、とてもバランスい仕上がり。