【ウィスキー日記】インペリアル 1995 (18年) 56.2% THE TASTER @ボトラーズフェス2014

昨日は宣言通りボトラーフェスに参加してきました。
いつもお会いしている皆様、お久しぶりな皆様、はじめましてな皆様、
イベントのたびに広がる輪、大変楽しませていただきました。

ややこじんまりとした会場でしたが、予想以上の盛り上がりを見せており、
来年は出展者側にまわりたいなと、帰り際に話していたぐらいでした。

さて、いくつかニューリリースボトルの試飲もありましたので、
今週はその辺を中心に紹介していきたいと思います。
まずは注目ボトルのひとつ、久しぶりにリリースされるテイスターシリーズから。

 


インペリアル
テイスター
1995-2013(18年)
吉村宗之氏 選定

IMPERIAL THE TASTER
Selected by M,YOSHIMURA

700ml 56.2%

乾燥させた麦や牧草のような、微かな香ばしさ、ビターさも感じるアロマ。
口当たりはカスタードのような甘みが盛り上がり、
アルコール感少なくまろやかだがハイプルーフらしいコシの強さもある。
中間からは甘栗や微かに麦感、香ばしさと芯のある甘さ。
フィニッシュはドライでピリッとしたスパイシーさを舌先に残して長く続く。


ボトラーフェス2014、サンプル選定者であるムネさんのブースで試飲できた1本。
樽としては1~2回目のバーボンホグスヘッドでしょうか。
香りには甘みやオークといった要素は強く出ておらず、そのイメージから飲むと
良い意味で香りに裏切られるボトルだと思います。

考え方によっては、香りから甘さべったべたでピートどっしりでなんていうと、
それだけでおなかいっぱいになってしまうボトルもありますから、これくらいの香りも良いですね。

個人的に90年代インペリアルはそこまで飲んでいる訳ではありませんが、
特徴として認識している麦っぽさはそこまで強く感じませんでした。

まぁ今回は試飲会でのテイスティングですので、時間をかけてじっくり、または加水などで飲めば、
他の95インペリアル(インプレッシブカスクなど)にあったような、
オーク系のフルーツフレーバーなど、もう2~3引き出しはありそうな印象。

アウトターンは242本、前評判からするに競争率も高そうですが・・・
じっくりと向き合いたいボトルです。

 


ちなみに、ですが。
今回のイベント、ボトラーフェス2014は有料試飲が多い会でもありました。
これについては賛否があるところのようですが、私は当初異論はあったものの、
フェスを通じては、これはこれで良いと感じました。
無料試飲中心だと、あれもこれもでもうミソもクソも一緒になってしまっている印象も受けましたから、
モノによりけりですが、多少お金を払ったほうがそのお酒をしっかり飲んで、味わって、そういう考えが働いてるように思います。

話はずれますが、ビジネスマッチングのイベントだと、日本は無料が主流でした。
ところが最近海外では有料のイベントが増えてきて、有料にすることで「本気の方」の選別が可能となり、
無料でただただ人を集めるより成果が上がっているという話を聞きました。

まぁサイフにやさしくないことは事実ですが、販促を目的としないこのような会は、こういうスタイルも良いと感じます。

次回にも期待したいですね!