【ウィスキー日記】グレンリベット 15年 57% GM George & J.G.Smith’s 1980年代流通

明日は第一回ボトラーズフェスですね。

ボトラーが原酒調達に苦労している今の時代に、あえてボトラーズフェスとは・・・というのが正直な感想。
どんな中身になっているのか、まず間違いなく従来のウィスキーライブやフェスよりコアだと思います。
聞けばボトル販売もあり、なつかしのボトルなんかも出てくるとのこと。
何がでるんでしょうかねぇ、まぁ有料試飲ばっかり&オク基準の高額価格設定ってオチは避けてほしいのが本音です。

さて、今夜は明日からのボトラーフェスにちなんでボトラーズでいきます。

 

グレンリベット 15年
ゴードンマクファイル
ジョージスミスラベル(蒸留所ラベル)
750ml 57%
1980年代流通 イタリア流通品。

上品で複雑な甘さ、そして微かなえぐみを感じるアロマ。レーズン、カラメル、乾燥した麦や白木のような香りもある。
口当たりはヒネを伴った後、嫌味の無いシェリー、黒葡萄の果肉のような甘酸っぱさが広がり複雑。
フィニッシュはややドライで、ブラウンシュガーのような甘みが残る。
グラスに注ぎたてより時間をかけて飲むほうが良い表情が見えてくる。また少量加水もいい。


 

GM社についてはもう、説明不要ですね。詳しくはJISのWEBサイトをご覧くださいw
(断じて日本工業規格ではなく、ジャパンインポートシステム)

そして数あるボトラーズボトルの中でも、半世紀以上にわたるリリースの歴史を持つ蒸留所ラベルシリーズ。
このボトルは、TAX等の情報から流通年代は1980年代流通、中身は1960年代蒸留の原酒が中心と推定。
(1980年代の中でも、1970年代に近い時期のボトリングなのではという特徴も見られる。)

シェリー樽熟成のウィスキーとしては、まさに黄金期にあたる時期の蒸留で、
過熟でもなく短熟でもなく適齢期と言える構成、オールドのリベットにあるピートは感じられませんが、
バッティング&ハイプルーフゆえにパワフルで複雑さもあり、普通に良いボトルです。

ところが、
「グレンリベットのありがたみの無さは異常」
いわきでダークサイド銀牙さんと、クーズ・・・じゃなかったガースーが発した印象的なセリフ。
実際過去3回は飲み会に出しているのに、これだけしか減っていないという事実がその言葉を裏付けています。
それは中身がまずいわけじゃなくて、持ち寄られたボトルの中にあると手に取られないんですよね(笑)

 

ちなみに、蒸留所ラベルのリベット等には、1970年代以前のボトルにアザミの花がプリントされたものがあります。
BARで何度か飲んでいるのですが、これがまた艶のある甘さで素晴らしい味わい。
実はこのボトルはそれをイメージして買ったんですが、注ぎ口からの香りは大変素晴らしく芳醇なものなのに、
グラスに注ぐと不思議とちょっとしたえぐみが出て邪魔をしてしまう。
SK2グラスとの愛称が悪いんでしょうか、今度別なグラスでも試してみたいです。

アザミラベルも含めスミスリベットのオールド、機会があれば是非お試しください。