【ウィスキー日記】リンクウッド25年 GM 43% 現行品

今日は区の離乳食教室に行ってきました。
離乳食を作るのは妻だけでは無い、自分も知識が必要だと言うことで、午前中会社を休んで参加します。

が、しかし、男性陣の参加一切無し(笑)。
会場となった保健所の一室はお母さんと赤ちゃんでほぼ満席状態で、もはや完全アウェー状態。
ただ慌ててはいけません、妻と息子が隣に居る以上、もう逃げることは出来ないのです。

腹をくくって説明を聞きます。
しかし徐々に周囲の赤ちゃんが泣き出し、連鎖反応で大合唱。耳につくんだ、この声が。
さらに、いい年の女性陣の中で、もう目のやり場に困る困るw

必死に先生の声を耳に、手元の説明資料を熟読しました。
あぁ、子育てって大変ですね。。。

 

さて、今夜は現行品、ニューリリース系のボトルでいきます。

 

リンクウッド 25年
ゴードン&マクファイル
LINK WOOD
43% 700ml
現行品

香ばしさのある麦芽香、蜂蜜、樽由来のほのかなフルーツ感。
口当たりは人工のイチゴシロップの甘みと硫黄、麦パンの甘みと穀物っぽさ、
少しとげとげしさも感じる。フィニッシュはドライで微かな硫黄が残る。


いったいいつから切り替わったのか・・・
店員Kさん曰く、つい先日入ってきたばかりなんですよ、というボトル。
最近のGMとして一目で分かる、ボトルネック下部分にG&Mの文字。
ストラスアイラやロングモーン等の25年、30年、エイジングシリーズを終売とした中で、
リンクウッド・イーグルラベルを残した、ということにもびっくりしました。

 

リンクウッド蒸留所はかつてブレンデットウィスキーの大御所、DCL社の「至宝」と言われた蒸留所。
至宝たるゆえんは、複雑かつ芳醇なフレーバーと、それを支えるピートスモーク。

蒸留所のキャラクターは年々ライトでドライな方向に向かっている印象を受けますが、
その点、旧イーグルラベルのリンクウッドは、適度なフルーツ感の土台にしっかりビターな内陸系のピート感があり、
ビターさというか渋みががちょっと強すぎる感があったものの、1960年台や70年代初期の原酒にあるような、
骨太でピーティーなリンクウッドの片鱗を感じる味わいとして結構気に入っていました。

しかし、ニューリリースの25年はピーティーさが消えた代わりに
硫黄が感じられるようになって、これはこれで飲み手を選ぶ構成に。
特に序盤のゆるい甘みは2口目以降硫黄に飲まれてしまうので、これはまた難しいリリースだなと。
好みによりけりとはいえ、率直な感想はこのあたり。

世知辛い世の中になったものです。
あぁ、ピートの効いた美味いリンクウッドが飲みたいな・・・。