【ウィスキー日記】ロングモーン 1975-2008(33年) 55.2% モンゴメリーズ

くりりんはちょっと悩んでおります。
本当は、さらっとまとめるイメージで始めたウィスキー日記が、
凝り性な性格が反映されて、だんだんボリューミーになってきている今日この頃。
なんだかんだでブログ書くのって結構時間がかかるんですよね。
なのでこれを機にサイズダウンを図りたいと思います。無理なく続けていきたいですから。
決して手を抜いているわけじゃないですよ、効率化というやつです。
効率化を図った結果、最後は「 かゆい うま 」にはならないので安心してくださいw

さて、今夜のボトルはこちら。

ロングモーン
モンゴメリーズ
LONGMORN
Montgomerie’s
1975-2008(33年)
700ml 55.2%

ツンとしたアルコール香、続いてオーク、栗の渋皮煮、甘さの奥に微かな香ばしさとビターさ。
徐々に甘酸っぱい杏のような香りも感じられる。
ハイプルーフらしくヒリヒリとする口当たり。植物の青っぽさ、蜂蜜、中間から黄桃、オーク。
フィニッシュは中間からの甘さを引き継ぎつつ、ほのかにスモーキーでドライ、樽材を思わせるオーキーなえぐみも。
加水は少量まで。アルコール感や樽材由来のえぐみが和らぎ香りも立つが、中間部分が弱くなってしまう。

※ブラインドでのテイスティング。コメント取りはハセガワの試飲も活用。


川口会冒頭、遅れて到着した大島さんが、
「早速ですが、飲んでもらいたいサンプルがあるんですよ」と、いきなりブラインドをぶつけてきました。
出会いがしらでブラインド出すの流行ってるんですか?w
「ある人が、特にくりりんさんには是非飲んでもらいたいサンプルだと言っていて。。。」
と、お構いなしに渡されたグラス。まぁ是非なんていわれたら断れません、しっかりいただきます。

「うん、普通に旨い(笑)」が最初の感想。
サンプルなので、ある人(信○屋とかゴブリンとか)がグラッサ長熟でも出してきたか?と一瞬邪推してしまいましたが、
普通に考えたら長熟のロングモーン、果実感が薄いのでビンテージは70年代中ごろから、
未発売なら1980で30年Overとかもありえるんじゃない?値段は15000~20000円くらいで。
という回答で、とりあえず正解範囲。

本当の出題者は、「自称もてない男富山県代表のモルトヤマ」ことシングルモルト見習い下野氏。
そのちょっと前に、ツイッターで「モンゴメリーのロングモーンはどうか」という話をしていたところだったのですが、
まさか即日、ブラインドで飲まされるとは思ってもいませんでしたw

下野さん、ごちそう様です。
(ご馳走様ついでにボトル画像借りましたw →シングルモルト通販モルトヤマ

 

この手のボトル、つまりボトリングから時間が経過しているボトルが日本に入ってきた場合、
どこかでリリースされて売れ残ったボトルが、インポーター経由で安く買われて入ってきた可能性があり、
通常は警戒すべきボトルとして考えているのですが(実際今回も相当な本数が入っています。)、
そこは腐ってもロングモーン。ドハズレというボトルではなかったです。
売れ残っている理由は、アルコール感や植物っぽさが多少あり、長熟ロングモーンに求められているフルーツ感が、
そこまで支配的ではないため、という内面的な問題もありますが、
2008年と言えば、普通にボトラーから60年代ロングモーン出てましたし、GMもDTもまだまだ元気だったころ。
そこでこのボトル出しても埋もれますわなぁwww

あくまで個人的な予測ですが、将来的にいい変化をするポテンシャルとしては、
抜栓後1~2年くらいでアルコールが丸まって、黄桃などの旨味がわかりやすくなるレベル。

大化けはどうかな。。。将来的に在庫は間違いなくはけると思いますが、
60年代ばりにトロピカルになるとか、そういう変化は期待できないと感じます。

・・・

あれ、気が付いたら今回もそこそこな文量w
うーん、おかしいなぁ・・・
まぁ書いてるのは楽しいからいいんですけどw

では、今夜はこの辺で。