震災チャリティーボトリングについての中間ご報告

WHISKYLINK東日本大震災チャリティーボトリングをご購入いただいた皆さん、ありがとうございました。

メッセージを頂いたことと、7月のリリースから3ヶ月が経過したので中間報告させていただきます。

。。。実は今回のチャリティーボトリングについてBB&R社から当方への入金は、まだ完了しておりません。(まだ1円も受け取っていません;間もなくだろうとは思います。)

とはいえ、すでに個人的に拠出させて頂いた部分で先行して、3月18日から「無償薬剤支援」を開始し、いわき市北部(四倉地区から原発30km以内となる久之浜地区)の避難所6箇所およびその周辺地域を中心に活動しました。津波の被害を受けた地域では特にですが、衛生状態が十分ではなく、不安と高いストレスで体調を崩す方が連日増加。ガソリン不足に車は流され、バスも電車もなく、周囲の病医院も停電に断水で閉鎖、遠方の医療期間へ赴くこともできず、もはや筆舌に尽くし難い状態でありました。4月上旬には避難所での飲酒が禁止となり、飲酒状態での帰所もダメ、はけ口なくノイローゼ気味の方も見受けられ、酒飲みの自分としては、こういった面でもとても辛い現場でした。

また、一時は避難所へ移動を求められたものの、十分なケアができないために体調を崩して(または残念ながらお亡くなりになる)しまうご高齢者が続出してしまったこともあり、既に老人保健施設へ入居されている方で、建物に異常がない施設であれば、原発30km圏内に所在しても帰っていいという判断がなされるようになりました。(未だに公式なのか、暗黙の了解だったのか私にはわかりません。後に避難区域が区分され、現在は問題なくなりました。)

ところが医療施設はおろか、食料品も何もなく、後者は施設の方が調達し、医薬品については、かかりつけ医の処方箋(とは言え病院は避難区域内で立ち入り禁止・閉鎖中なので、臨時にエクセルで作成したもの+印+口頭確認)に基づいて、私が調剤をし、およそ原発20km地点にあたる双葉郡広野町まで、2週に一度通うことにしました。これは5月から始まって、現在も継続してお伺いしています。(保険が適応になるのでお薬代はいただきますが、訪問するためにかかる費用は一切頂いていません。)

ちょうど当月上旬には避難所は閉鎖となり、集合的に建設された仮設住宅への転居が開始され、医療機関も徐々に再開するところが増えて来ました(とはいえ震災前の水準ではありません)。

未だ飲み水に関して不安が残るこの地区(空間線量は0、2マイクロシーベルト毎時にまで下がりました。)へは今後「水」の提供を中心に行っていく予定です。

今回、サントリーの天然水ダンボールタイプが大変役に立ちました。当初ペットボトルでしたが、原発事故進展中で室内退避が求められた避難所ではゴミ置き場にも困り、回収もままならない状態。一番コンパクトなダンボールタイプが好評でした。

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加えて、大震災および原発事故が直接の要因となって、廃業せざるを得なかった企業が多数あり、いわき市のハローワークは連日満員、働きたくても働けない方が新たに多く生まれてしまいました。

そこで当方が運営する2つの法人で、それぞれ1名、合計2名を中途雇用いたしました。1名はいわき市で被災、もう1名は福島第一原発から5km地点にお住まいで、震災時双葉郡双葉町の公営幼稚園で先生をされていた方です。発生から2ヶ月避難所で暮らし、最初の2週間は岩手県花巻市の避難所で、1日1人おにぎり一個の配給だったそうです。10月に入って一時帰宅が許され、初めて赴いたものの、大切にしていた衣服は屋内にあっても、非常に高い線量が検出され、用意されたバスに乗り込む前に強制的に廃棄されてしまったと聞きました。

また今後BB&Rからの入金がなされて以降、(今現在は水が一番公平に喜ばれると思っています)その時点でより公に有効な支援手段を模索決定し、実行いたしたく存じます。

*自分も医療人の端くれですので、普段はあまり、辛いとか嫌だとか、理由の如何にかかわらずネガティブな内容を、人前に公開することを好みません。

そのかわり、嬉しかった、良かったということは積極的に記憶にも文章にも残したいと思っています。

そんなこともあってか、ごくごく局所的に誤解していらっしゃる方がおられるようです。誤解だけなら良いのですが、どうも以前から、折に触れて粘着質な行動をとられる方。。。

この際ハッキリ言っときますが、どこの誰かはバレバレなので、いい加減にしていただかないと今度こそカッチリ法的処置をとります。被災者から退場を言い渡されないようご注意ください。