逆算で考えてみると、希少性が高くて、なおかつ対外的に内容評価が高いボトルというのは自ずと限られてきます。
従来ボトルのレベルに絞ると、もう候補としては、ハイランドパーク・ラフロイグ・ポートエレンのインタートレード向け、ギリーのサマローリ、GMタリスカ、KBアードベッグ。。。ぐらいしかありません。
見事にギリー以外は「島モノ」です。
思い入れといいますか、自分自身ボウモア以外の島モノは正直嗜好がさほど強くない部分もあります。あわせてサマローリ・ラヴァーでもあるので、ここはもうギリーをメインボトルに据えるしかありません。
(95)【96】グレンギリー Glen Garioch 1971 (59.6%, OB for Samaroli, 2280 bottles, sherry, 75cl)
今後将来的にはどうしようかなと。若干やり尽くした感も漂います。
そんな訳で、将来回数を重ねるにも候補に乏しいのであれば、ここは出し惜しみをせずに至高の時を過ごしたい。
ギリーの濃いシェリーに負けず、度数も遜色ないラインで合わせるとすると、個人的に経験の範囲内では。。。
バイオレットシェリーな「グラント50年代」::4thでも随分飲みましたし、度数で負けてしまいます。
「リベット55サマローリ」::調べてみると、こちらも43%。印象よりもずっと度数が低かったです。
そうなると、昨年三宮でも開けたばかりなんですが、
(91)【94】ミルトンダフ Millton Duff 23yo 1966 (61.4%, Sestante for Antica Casa Marchesi Spinola)
に再登場してもらうしかありません。(三宮では路上で紙コップ飲みだったですしね。。。)
Antica Casa Marchesi Spinola のリリースでハイプルーフなのは2種しか有りませんので、せっかくなら、
(93)【93】ロングモーン Longmorn 18yo 1971 (58%, Sestante for Antica Casa Marchesi Spinola)
も一緒に合わせてみたい。
100プルーフ超えの攻防であれば、
(88)【none】ロイヤルブラックラ Royal Blackla 15yo 1972 (64.5%, Intertrade)
(89)【88】グレンロッシー Glenlossie 1972 16yo Sestante full proof (57.7%)
(91)【none】モートラック Mortlach 14yo Sestante full proof (57%)
このあたりにも勝負させてみたい。。。
いずれも思い出のボトルですが、特にロッシーは強烈な印象を持っています。
飲み順の影響もあると思うので、このあたりはみなさんと話し合いながら当日決めたいと思います。
高度数なものばかり飲むわけにもいかないですし、何か面白いボトルをと思っていたところで、ゴブリン・インポートに「グレンブローラ」をオーダーさせてもらいました。
4thで(95)Brora 30yo (56.6%, OB, 3000 Bts., 2004) を開栓して、ブローラを再評価したばかりなので、ここにブローラ(旧クライネリッシュ)が入っているのかいないのか、幻のブレンデッド「グレンブローラ」を皆さんと一緒に検証してみたいです。
。。。と以上が本線ラインです。
Malt Night通じてここまで高度数ボトルが続くのは初めてです。もはや思い残すことが無いよう、至高の飛びを味わいたいですね。