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グレンバーギ Glenburgie-Glenlivet 20yo 1968/1988 (40%, Sestante, 75cl)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】 果実感  種なしブドウから黄色い桃  ディスク薄い  軽く赤みを帯びている  攪拌するとともにアルコールが立ってくる  リンゴ酢  軽くピーティさは燻製  濃くはないが焦げた麦

【ミドル】 透明感があり滲み込むイメージ  白っぽい麦の味が舌上に残る  時間とともに甘さが増す

【フィニッシュ】 喉の奥にスポンジケーキ  リンゴの酸味とともに、軽く据えた感  終始程よい果実感と麦のフレーバー  燻製感  透明感のあるシロップ  余韻で軽いレザー  カスタード   焙煎控え目なコーヒー


セスタンテのグレンバーギ1968年蒸留。加水の40度。

同年詰めでGlenburgie-Glenlivet 22yo 1966/1988 (58%, Sestante, 75cl)もあります。

80年代のセスタンテが偉大だと思えるのは、有力ブレンデッドのメインモルトを、熱心にカスクストレングスはもちろん、加水でもリリースしていることです。今回であれば同時期のバランタインに対して、バーギーがどういう寄与をしているのか、飲み手に想像を巡らせる魅力的なボトルだと思います。

7柱にはバーギーよりもトップドレッシング向けなモルトが多くありますが、加水してみると意外に果実感が表に出てくる様子が感じられ、またバランタイン持ち前のピーティーさはアードベック頼りかと思い込んでしまいがちなところ、そうとばかりも言えないなと先入観を改めさせられます。

バランタインの余韻にコーヒーのようなフレーバーが載るのは、やっぱりバーギーならでは。。。

そんな感じで、ああでもないこうでもないと、印象に残っているバランタインの記憶と比較しながら飲んでいるのが楽しいなと。そう思いました。

プルトニーとインヴァーリーブンの役割が、従来飲んできたボトルの中からは掴みづらいなと。これは今後の課題です。