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ラガヴーリン Lagavulin 12yo (43%, OB White Horse, Rotation 1973, Import Carpano Torino) White Label

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ
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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】 透明感があり、ディスクは薄い  軽く赤みを帯びている   最初に煙い印象  奥に果実感   時間とともにアルコール感が増す  燻製感   酸味は穏やか甘さも控え目な木苺

【ミドル】 穏やかなヨード感   ややくすんで酸味が抜けたオレンジの内側  穏やかなビワ  舌上コーティングはない  水分しっかり感じるが染み込まない

【フィニッシュ】 鼻抜け素晴らしい  煙と燻製  ヨードもあるが、色のイメージはは黄色よりは白い   染み込むというよりは舌上に漂う  黒から灰色の焦げた麦感  喉口腔上部に残る   余韻で若干土っぽい  余韻部分のスパイシー感が薄く、返りはおだやか


ラガヴーリン ホワイトラベル 12年。 70年代流通。

従前ボトラーズからのリリースが少ない、ラガヴーリンのオフィシャルボトルは市場価格も高額。

簡単にラベルの変遷を纏めますと、

75プルーフ表示ホワイトホース 褐色・羊皮紙系ラベル(50年代にはピンキャップも存在)

→70年代前半~ ホワイトホース ホワイトラベル

→70年代後半 クリームラベル グリーンボトル

→80年代前半 クリームラベル コルクキャップ

という流れです。

特にホワイトラベルの人気が高いのは、蒸溜所が1965年に直火蒸溜を止めたことが理由と言われます。

やはり全体的な印象としては、ピーティでありながら儚いイメージで、果実感がしっかり。

原材料の違いもあるのか、ボディの麦の芯は決して太くありません。

ただ、バロックレイドのカリラ同様、素朴な良さがたまらなく魅力的で、フェノールの圧力とヨード濃厚な70年代半ば以降のアイラモルトとは明らかにスタイルが異なります。

まさにライト&メロウ。素晴らしい。