タケモトカツヒコ (プロフィール)
【短評】ボディも分厚く フィニッシュは複雑にマリッジしたフレーバーが炸裂
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:やや薄い琥珀 白ワイン かすかな乳酸 グレープフルーツ(+) パッションフルーツ(+) *酸味の粒が大きい さくらんぼ~イチゴ(+) 鋭いアルコール感 透明感のある甘み シロップ
【ミドル】:ボディしっかり 鋭い輪郭 マスカット(+) 木の枝~干した藁 程よく焦げた麦感 煙>燻製感 *甘さとピート感の融合が素晴らしい 海藻 生ハム
【フィニッシュ】:鼻抜け、返り共に素晴らしい(++) キャラメル 濃い紅茶(+) バニラ~生クリームの甘さ 胡椒 生姜 苦味は野菜系 タバスコ 余韻が長い 塩塩 アーモンド *ヨード感はあるもののあまり前面には出てこない
これは素晴らしいロングロウ。
同サマローリの黒ボトルと比較するとより果実的です。アルコール感は12年の熟成年数らしい鋭い印象ですが、酸味と甘さが程よく融合した魅力的な香り。
黒ボトルのハイプルーフもそうでしたが、ヨード感は前に出過ぎず煙感優先。燻した感じはしっかりあります。
ボディも分厚く、フィニッシュは複雑にマリッジしたフレーバーが炸裂。スパイシーでブリニーでクリーミーと言葉にすると何のことやらですがサマローリ氏のイントロダクション通り、圧倒される見事な余韻でした。
自分がこれまで出会ったロングロウの中でも、最高レベルのボトル。