タケモトカツヒコ (プロフィール)
【短評】オイリーさが前面に 麦はとても香ばしい穀物感 やや焦げたプランスパン ブドウの皮 杏
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:やや濃い琥珀 オイリーさが前面に 麦はとても香ばしい穀物感 やや焦げたプランスパン ブドウの皮 杏 アルコール感は度数以上
【ミドル】:ボディは穏やかに広がるイメージ 焙煎されたコーヒー 燻製感 オイリー ピーナッツ
【フィニッシュ】:返り優先 苦味のあるレーズン スパイシー 黒胡椒のピリピリ感 シロップコーティング 余韻は長い 麦感豊富
100%ハイランドモルト、バランタイン表記のOB、ミルトンダフ5年。
ボトル背後のラベルによると1979年とあります。1974-1975に蒸溜所の大規模改修があったとのことですので、それ以降の蒸溜であることが分かります。
その後は1981年にはローモンドスチルが取り外され、通常のポットスティルに置き換えられました。
今現在はむしろ「1896年当時と全く大きさや形が同じ」スティルを使っていることを前面にしているような紹介がされていますが、ローモンドスティル導入のみならず、輸入麦芽の利用にも積極的で、酵母選定にも熱心。革新的な一面もあるようです。
ミルトンダフの立地する「ブラックバーンのほとり」はかねてから良質な大麦産地としても著名で、本ボトルでも40度の加水にしてここまでの麦感(穀物感)が感じ取れるのは偉大というより他ありません。