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第3回SBT ボトルD評価

第3回ストイックブラインドテイスティング
bottle D
出題者:タケモトカツヒコ  

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テイスター:あだも

香:非常に素晴らしい高貴なシェリー感。

味わい:1回目は他の度数の強い酒を飲んだ後で薄っぺらく感じてしまったが、改めて飲むと黒糖系の甘味とコクがほんのりに少しクリーミーな印象も。ほんのりタンニンが味をひきしめている。全体的に落ち着いている。ヒネは感じない。

総評:決して濃厚な味わいではないが、非常にきれいにシェリー樽の良さがでている。鉄板で美味しいタイプ。ただ、ほかの特徴的なフレーバーが感知できなかった。アルコール感もなく、すいすい飲めそうだが値段をきいたらすいすいはいけなさそう(笑)

上質なシェリー感とアルコール度数、過熟感がないことからイメージは60年代~70年代中盤までの20年ものくらいの加水もの。シェリーの美味しいとこってなると60-70年代マッカラン、70年代のドロナック18年とかイメージ。でも、恥かしながらオールドのマッカランって飲んだことなかったりするでよくわかりません。

点数:90
予想蒸留所 :①ドロナック ②マッカラン
蒸留年: 1960~70年代 の20年前後
度数:43%
カスクタイプ:シェリー
理想価格:30000円

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テイスター:ガースー

【点数】
78点

【香】
爽やかな林檎、若いアルコール感、湿布
黒糖、麦感、ビター少し火薬
ピート由来か?軽く焦げ感も

【味】
口当たりはまず酸味、アルコール、少しイガイガ
水っぽく、非常に軽い印象で爽やかさもある
中間から多少盛り上がり。
チェリー、樽感、キャラメル、麦の甘み
ビターな余韻、アメリカンコーヒー、麦感も残る
全体的に変化は少ないか?

【予想度数】
43%

【予想年数】
オフィシャルの20年前後

【希望価格】
5,000円

【予想蒸留所】
1.グレンゴイン
林檎系で軽い飲み口だとここかな?って
2.グレンロセス
イメージで
3.グレンエルギン
イメージで

【感想】
オフィシャルの何かだと思う。
飲んだこと無いけどグレンゴイン21年をイメージしてた。
軽い口当たりだが草っぽさは感じなかったのでローランドはないだろう
スペイサイド、ハイランドだとは思うがまったく分からん。

軽そうな口当たりを考えた結果の予想蒸留所。

これを当てるのは何をヒントにすればよいのだろうか…

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テイスター:くりりん

予想蒸溜所: ①ハイランドパーク ②GMグレンリベット ③GM リンクウッド
蒸留年:1950~1960年代
熟成年数:20年前後(GMリベットは30~40年)
樽: シェリーバット(バッティング)
度数:40~43%
点数:93点
理想価格:25000円

香り:
古いウェアハウスに連れて行かれたよう。少し埃っぽい古びた香りに、カラメルシロップ、艶のある甘さ、麦の香ばしさ、ナッツ、微かにレーズンの酸味、徐々に藁や蜂蜜、コルクのような香りもある。自然に度数が落ちたというよりは加水系の印象、柔らかさも感じる香りで、オールドであれば状態は非常に良い。
とにかく卒倒に値する香り、まるで上等なコーヒーとカラメルプディングのセットが目の前に置かれているようだ。

味:
スムーズな口当たり、中間で唐辛子系のスパイスを少々感じる。
香りで感じたままの印象で、カラメル、ブラウンシュガー、カーシューナッツ、麦芽、コーヒー・・・
決してフレーバー一つ一つは弱くなく、しっかりと口の中で広がってくる。
余韻にかけてはハイランド系のピートスモークが感じられ、樽由来のほろ苦さが染み込むように消えていく、あっさりとした余韻。
派手さは無いが、しみじみと、じんわり旨い、心落ち着くウィスキー。

総評:
サンプルボトルが届いた直後、すべてをノージングのみで確認した際、明らかに系統が異なる、別格な香りがしていたのがこのサンプルD。
おそらく1970年代~1980年代流通のオールドオフィシャルボトルか、もしくはGM加水のバッティングの長熟現行直近の流通だが、オールド系のひねた香りやくすんだ部分が感じられないので、状態が極めてよいか、GMの加水長熟最近詰めというところ。本来であれば後者というのが素直な考えだろうが、SBTの面子ではどちらも候補にあがってくるため油断できない。
加水と思しき柔らかさ、当時を連想させるシェリー感、カラメル感、そしてしっとりとしてかつしっかりとしたピート香から、ハイランドパークは本命のシルクプリント、グレンファークラスは角瓶が候補となるが、何か違う気がしてならない。また、リベットの長期熟成GM加水のスミスラベルなんかは、シェリー感に加えてバランスの良いスモーキーさを感じるボトルもあった。
それ以外にも序盤の印象ではマッカラン、グレングラント、背の低いボトルの時代のジュラ15年。。。
特にマッカランはGMで1946とか入れた変人が居るんじゃないかと思ったりもしたが、最後は終盤に現れるはっきりとしたスモーキーさ、ビターさから、ボトルを絞った。
いずれにせよ、加水でもこれだけしっかりとした主張をしてくれるボトル、
素晴らしい味わいで、序盤の柔らかさはもちろん、スモーキーさが秀逸でした。

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テイスター:goblin

・香り
非常に癖のある樹の匂い。ハーブ感も。奥に南国フルーツの香りも。

・味
甘さの抑えた白葡萄。ハーブ、癖のある樹
クリーミーさを感じる。水で薄めた西瓜の汁。

・余韻
余韻は短く、香りと同様の樹感が支配的、酸味も少々。渋みや嫌味は無く綺麗。

・蒸留所
①  山崎ミズナラ

・熟成年数:18~25年

・点数:86

・理想価格:15000円

・コメント
ミズナラだと思う。かなり独特。欲を言えばもうちょっとボディが厚くパンチが強いと嬉しい。

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テイスター:T.Matsuki

・香り
セクシーで素晴らしく陶酔感のある強い発香、香りの広がりの良さは加水っぽい。
オールドシェリーのニュアンスがあるが、シェリーだけではなさそうでヴァッティングだろうか。
プラム、桃、アプリコット、ブドウ、紅茶、パイナップル、熟したメロン、フルーツは全体に熟しているがみずみずしさも感じる。明らかにオールドのピート、レザー、ハーブ、アンティーク家具のウッディネス、少しヒノキ、ブランデーの入ったフルーツケーキ。オールドで20年以上の長めの熟成感、モルティは感じられるが強くはない。

・味わい
やわらかい口当たりから広がる複雑な味わい。やはり陶酔感あり。
アプリコットティー、オイル、ピートは香りの印象より強く明らかに50~60年代の古いニュアンス。
ウッディネスも香りより感じる。アーシーで土っぽく、レザー感もある。後半の伸びはそこまでなくオールドの加水の印象。甘味は薄いべっこう飴の上品な甘さ、ボディはそれほど厚くない。
余韻はセロリなどのハーブとオールドのウッディネスと古いピート。かなり心地良いが長くはない。

・総評
香りは本当に素晴らしく偉大。グラスに注いでいるときにすでに陶酔感あり。
飲んでも複雑でわりと上品さがある味わいであり、迫力はないが洗練された印象もあるウイスキー。
今回の出題ではずば抜けてすごいボトル。

明らかにオールドボトルで、シェリー感とピート感から蒸留は50~60年代と思われる。ただしそうだとしたら信じられないくらい状態の良いボトルということになるが・・・。
香りの陶酔感は妖艶でとにかく素晴らしい。すぐに広がる香りからも味わいからも加水と思われる。次々と香りが取り出せてノージングが楽しくて仕方がない。飲むと迫力には欠けるが複雑で、陶酔感もありバランスも良好。
オールドシェリーのニュアンス+αの複雑さがある印象で、ヴァッティングの加水のボトルを考える。
GMやケイデンヘッドあたりの超オールドボトルが連想される。

蒸留所は、香りからはストラスアイラ、グレンキースなどを考え、ピートを含む味わいからはオールドタリスカー(イーグルラベルとか)、ストラスアイラGM蒸留所ラベルのオールド、総合的にはグレングラントのオールドボトルでも良い気がする。
こういうシェリー感やピート感は、昔々の偉大なオールドボトルに共通して感じられることが多く、蒸留所の絞り込みはなかなかに難儀。

【Very Good/Excellent】

予想蒸留所:①ストラスアイラ、②タリスカー、③グレングラント
蒸留年:1950~1960年代
熟成年数:20~30年
度数:43%
点数:94
カスクタイプ:シェリーを含むヴァッティング
妥当な価格:30000円

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テイスター:2chの人

■香り
比較的近年のシェリー香、日本っぽい土

■味わい
渋くて甘い、酸味は感じない。

■余韻
すっきり、ゆるい
時間が立つと醤油になってくる。
醤油を感じると出題者から軽井沢と思いたくなるw

■総合評価コメント
飲みやすい。軽い印象。
醤油なんですが、美味い。たまに飲みたくなる味。

予想は
土っぽさや醤油がジャパニーズを連想するが
この醤油感はどちらかと云うとヘーゼルバーンを連想する。
ゴインやファークラスの加水もこんな感じだっけ?
またはキングスバリーのシェリーカスクなんかは
一律にこんな味になった気がする(ヒデエ)

■予想
蒸留所 : ヘーゼルバーン、グレンゴイン、グレンファークラス
蒸留年/熟成年数 : 1990年台/15年
樽の種類 : シェリー
アルコール度数 : 46度(加水)

■点数
80点

■妥当だと思うボトルの価格
5000円

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テイスター:りゅうたに@射命丸

「香りや味わいなどテイスティングノート」
オールド感、スペイサイド系の花を感じるが、少しピート感がある。
味はゆるめ、甘酸っぱい、でもやはりわずかなピート感?
オールドのスペイサイドかとも思えるが、このピート感は少し違う気が…しかもちょっとグレーンっぽい感じもあるし…。

「アルコール度数」
43度近辺

「蒸留所」
ブローラ(クライネリッシュ)、タリスカー、ロングローあたり。
もしブレンデッドだったら分からない。

「蒸留年」
多分オールドボトル

「熟成年数」
不明

「点数( whiskylink方式)」
90

「妥当だと思うボトルの価格」
18000円

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テイスター:led

【注いだ直後】
□香:タクアン、そばつゆ
□フレーバ:
-序盤:紅茶
-中盤:味消失?そんなばかな・・・
-余韻:紅茶、かすかにオレンジピール
□コメント:中盤に味が空白になる感覚を覚えました。ナンダコレハ・・・

【15分ステイ後】
□香:
□フレーバ:
-序盤:
-中盤:倉庫、そばつゆ
-余韻:紅茶
□コメント:ほぼフレーバ類に変化がない。
加水も感じる気がします。
まったく予想がつかないが、オールドボトルの陶器ボトルで瓶内熟成したとか?
あとは、そもそもスコッチではないという可能性。。。

□イメージしたボトル:SpringBankの陶器ブック
□予想
・蒸留所:SpringBank CERAMIC BOOK 4
・蒸留年:1970~1980
・熟成年数:21年
・点数:ちょっと付けられないです。ごめんなさい。
・妥当だと思うボトルの価格:
・雑記:スコッチの前提だと、オールドボトルの陶器ボトルで瓶内熟成?した
から抜けられませんでした。そもそもスコッチ?というところ含めて、正直よく分からないというのが本音。

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テイスター:kssi

【テイスティングノート】
(カラー)やや濃いめの茶色。

(ノーズ)上質のベリー感満載、「おっ!」と思わせるワクワク感がある。長熟のシェリー樽?

(テイスト)苺ジャム、ライチ、熟した柿、オレンジピール、そして軽く麦感。粘性はない。

(フィニッシュ)余韻は長くなくアッサリしているが、最後に上品な甘さ(和三盆のような)が来る。

【予想蒸留所】
第一候補:マッカラン
第二候補:ロングモーン
第三候補:グレンモーレンジ

【蒸留年・熟成年数・アルコール度数】
恐らく、1960年代後半から70年代前半の蒸留で、
熟成年数は30年超、
度数は40度前半だと思います。

【点数(whiskylink方式)】
89点

【妥当だと思うボトルの価格】
12000〜18000円前後

【総合評価コメント】
10/3:半分、テイスティングしたところで中断。日を改めて、じっくり味わうことに。

10/6:やはり、素晴らしい香り! 第三候補と第二候補を、それぞれ変更。

10/9:やはり・やはり、素晴らしい味わい! アフターも素晴らしい! 第三候補を第一候補に繰り上げ変更しました。

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テイスター:naoskprs

コメント:いきなりのオールド感、嫌ではないヒネ香、ほししいたけ、ベーコン、コーヒー、ヘーゼルナッツ、クローブのスパイシー、黒胡椒、ジンジャー、炭酸の抜けたコーラ、しっとりモルティ、干しぶどう、ゆであずき、蒸したピーマン、サルファリーは少しあるがオフフレーバーではない

度数40-43%

蒸留年:60-70年代

熟成年数:12-20年、瓶詰め後30年くらい経過した古酒

樽:シェリー樽

価格:20000円

点数:86点

予想蒸留所:①グレンドロナック、②グレンファークラス、③ロングモーン

総評:香りでは古いブレンデッドも考えられましたが、味わうとストレートな個性が感じられるのでシングルモルトと予想しました。フルーツ系よりも、ナッティさや、ウッディネスが前面に感じられます。樽熟よりも瓶熟が長いと予想しました。

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