タケモトカツヒコ (プロフィール)
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:やや薄い琥珀 アルコール感鋭い(+) お茶 チョコレート クッキー ミルクセーキ マッシュポテト(?) 植物感(草) スズラン
【ミドル】:ボディはボトムがしっかりしている印象 甘みに粘性がある 果実感は洋ナシ リンゴの皮(+) キウイ(+)
【フィニッシュ】:鼻抜け優先(++)、返りもしっかり(+) 唐辛子 舌上熱くなる印象(コショウ感は弱い) すっきりしている
(2010年4月)
1980年代後半イタリア向けに詰められたリトルミルのフルプルーフ。
リトルミルといえばスコットランド最古の蒸溜所の1つであり分類上ローランドモルトとはなっているものの、蒸溜所はハイランドとの境あたり。仕込み水はハイランドからひいていて、
1930年代にはローランド伝統の3回蒸溜から一般的な2回蒸溜に変更するなど、なかなかマニアックな銘柄。
スコッチウイスキーという高度数の酒でありながら、どちらかというと淡麗ですっきりとした印象があります。
本ボトルは54度のフルプルーフであるために、加水リリースでは感じ取れなかった個性を知るのに最適なボトルでした。
若干粘性のあるボディにマッシュポテトのような穀物感。(クリーミーさはこれフレーバーだったのかと。オーク樽のバニラ感と麦感とのバランスでしょう。)
果物は明確にキウイ。皮のようなざらつきも感じます。
私が出会った中でも最高のリトルミルであることは間違いありません。