WhiskylinkでリリースさせていただいたC#10417の隣樽、C#10418が2010年時点でBB&R社によって瓶詰めされており、最近国内でも少量流通しました。
これには何となく感じ入る所があり、おそらく私が昨年末、サンプルから樽詰めを内定する前後にC#10418も瓶詰めすることしたのかなと。しかも流通的には我々の選んだC#10417の瓶詰めを待ってくれたのかもしれないと、BB&R社のダグ・マクアイヴァー氏のお考えを推測していました。
C#10418については、内容的に素晴らしいということはもちろん、度数的に50%割りそうな状態で、隣樽であるC#10417(54.5%)と度数差が開いていることにも配慮があったと思います。
実際C#10418もボトルを購入し飲んでみましたが、Cureボトルに比較してやはり樽的限界が早く「ウッディ」な印象がより強いです。
とはいえやはり隣樽でキャラクターはとても良く似ています。
価格的に外様の我々が樽を調達したのと、自社詰めとでは相応に価格が開いたのは痛いところですが、チョイスとしては間違っていなかったなと、以下ご紹介するWhiskyfunのテイスティングノート、スコアリングを拝見して、さらに安堵したところです。
(現時点で私がテイスティングノートを挙げるのもフェアでないので、Whiskyfunのコメントを直翻訳でご紹介します。)
http://www.whiskyfun.com/#260711 (yahoo翻訳)
5つの星が色づけるDailuaine 1973/2010(50.6%、ベリーBrosとラッド、樽#10418): 金。 鼻: 不思議なことに、キンポウゲとライム-花(そしてムスクとバラのプラム、ミードとちょうどタッチ)のこれらのにおいで、Balvenie-岬が、この鼻です。 それは、かすかに燻製の(石炭煙?)With水でもあります: わずかに薬のより多くの草と何か。 樟脳と消毒剤(タッチだけ!)Mouth(きちんとしている): クリーム状で、豊かで、予想外に柑橘類のような。 多くのオレンジ・スカッシュ、レモンドロップ、若干のリモンチェッロさえ、それからより多くのオーク、シナモンとコショウ。 レモンのようなメモとタンジェリンとグレープフルーツのピリッとするオークの面白い組合せ。 水で: 本当に変わりません。 少しより少ない柑橘類がある間、オークはわずかにより大きく(シナモン)なりました。 終わり: 全く長い、神経質な。 ペパーミント、シナモンとレモン。 コメント: 私は、たいへんこれが好きです。 ほんの少しより少ないオークは、91または92でさえそれを私のスコアに入れました。 SGP:652 – 90ポイント。
後半コメントに、もうほんの少しオークの印象が少なければ、91点-92点付けただろうと書かれています。
私はカスタード→ホワイトチョコレートの変化と書かせて頂きましたが、この部分はCureボトルのほうがよりはっきりしていると思います。とはいえSerge氏も隣樽からしっかりクリーム部分をピッキングされていて、この点もさすがだなと思いました。
自賛が過ぎることをお許しいただければ、今回Cure#1となったC#10417は、まさしくオークの影響としても程よく、さらにアルコール度数は4%上回る、54.5%です。(Whiskyfunに贈ろうかなと本気で考えます。)
なかなか普段から飲みなれない蒸溜所のモルトで、好みに合う合わないがあったかもしれません。
ただ、私自身は本樽をセレクション#1としたことを本当に良かったなと思っています。
中汲みのサンプルは更に良かったですが、振り返ってみると、輪をかけてマニアックというか、一般に、例えばハーフで飲まれる方にはもっと伝わりづらかったかもしれません。
少量、ハーフ基本だとやっぱり果実発散系のウイスキーが優位です。ぜひボトルでご購入された方におかれてましては、多めの量で時間をかけて味わっていただきたいなと、心から願います。