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グレンリベット The Glenlivet 25yo 1952/1977 ” The Queen’s Silver Jubilee” (70Proof, G&M Licensed, George Smith, 26 2/3FL.OZ)

タケモトカツヒコ

タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】BAR飲みのため非公開


<2010年7月>

【ファースト】:濃い琥珀 杏 種なし葡萄の皮 度数以上の上面発香 焦げた麦(+) トーストしたパン 甘さが蜂蜜~シロップで時間と共に勢いが増す(+)

【ミドル】:赤玉直系の穀物感あふれるボディ(+) この度数にしてはエッジが立っている 醤油のヒント ゴマ ナッツ やや燻製感も ミネラル分(石・岩のイメージ)

【フィニッシュ】:やや返り優先か 高貴 葡萄の皮 焦げた麦 甘さは控えめな蜂蜜~黒糖 時間と共に余韻でシロップ 穏やかだがゆっくりと優しいフィニッシュ

<2011年4月>

【ファースト】:ディスクが薄い  琥珀  透明感  酸味控え目なりんご  軽いフェノール感  攪拌でアルコール感  少々篭っているとも言える

【ミドル】:角が丸く広がる しみ込む感じではない  麦感も豊富というよりは、干しても照り焼きでもなく、素直に燻製された印象  麦に皮っぽさや、殼のような感じはしない

【フィニッシュ】:余韻でしっかりした燻製  ヨードはかなり大人しいが分かる  鼻抜けしっかり度数以上  鼻抜け素晴らしい  余韻はやはり焦げた麦感が続く


現イギリス連邦元首、エリザベス女王(Elizabeth II, Elizabeth Alexandra Mary Windsor)の即位25周年を記念してボトリングされたグレンリベット。

http://www.inside-games.jp/article/2008/01/07/26166.html

によると、御年84歳にして、iPodに携帯はBlackBerryなど数種を使いこなし、公務で電子メールを利用、ウィリアム王子と共にWillスポーツのボウリングを興じたという女王。

若い頃から趣味はクロスワードパズル。公用車は即位50周年記念にイギリス自動車協会から贈られたベントレー・ステート・リムジン。

現在でもイギリスのみならず、オーストラリア、ニュージーランド、バルバドス、カナダ、ジャマイカ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、ツバル、セントルシア、バハマ、グレナダ、
セントクリストファー・ネイビス、アンティグア・バーブーダ、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、バミューダ諸島、ベリーズの女王を兼務。

実際にイギリス以外の元首として特にカナダ、オーストラリアには頻繁に滞在しその国の女王として公務をこなしています。

好奇心旺盛で親しみやすい面がある一方、当時のサッチャー首相が「女王と服装を合わせたい」と希望した際には、「臣下の服装に興味はありません」と一蹴したとの逸話も。

http://ja.wikipedia.org/wiki/エリザベス2世_(イギリス女王)

「初めてここに立った時(57年)、国連の活動はわずかに三つ。今は26のミッションで紛争解決や貧困解消の前線に立つ」と国連をたたえた。 

また、「取り組むべき課題は残る。テロとの戦いや気候変動への取り組みだ」と続け、「53年後の人々は、我々の取り組みを『古かった』と言うかもしれない。だが物事を良き方向に導きたい我々の意志は、後世の審判に耐えうるものでありたい」と結んだ。

女王に先立ち国連の潘基文(バンキムン)事務総長も演説。「ビートルズからベッカム(サッカー選手)まで、テレビの時代からツイッターの今まで、あなたは統治している」と、現存の元首ではタイのプミポン国王に次ぐ、在位58年の女王をたたえた。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100707dde007030031000c.html

ウイスキー界にも造詣が深く、近年ではG&M社でリリースされた「モートラック70年 クリスタルデキャンタ」のシリアルナンバー1番はエリザベス女王に献上されているほか、
18世紀に在位していたアン王女の名前を記したブレンデッドウイスキーには上掲のユニコーン(スコットランドの象徴)とライオン(イングランドの象徴)の位置が逆になった、
スコットランド女王としてのエリザベス女王の紋章が飾られていたりと枚挙にいとまがありません。

本ボトルも内容に間違いがあろうはずもなく、赤玉直系の素晴らしい内容。グレンリベットではオフィシャルでもシルバージュビリーリザーブが存在します。こちらもボディがしっかりした泣けるボトルです。


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