タケモトカツヒコ (プロフィール)
【スコア】BAR飲みのため非公開
【ファースト】:炸裂する和三盆 シロップ 甘味豊富 綺麗な琥珀 軽く柑橘皮
【ミドル】:ボディは穏やか 鋭くはないがアルコール感しっかり
【フィニッシュ】:ローズコーティング 松の木 据えた渋み 杏 巨峰グレープ グレープジュース やはり和菓子の甘さ 金平糖
こちらはTWAの「Private Stock」。現地のWEBで見たところ、このシリーズはドイツ国内向けを意識したシリーズなのだとか。
日本の現状では特段購入に壁があるようには感じませんが、ボトリング本数が少ないものが目立つように思います。
直近では、グレンスコシアの1972蒸溜というと、Malt of Scotlandからのリリースが記憶に新しいところ。
Glen Scotia 1972 MoS for Belgium 37 2010 45.1% 114 1926
Glen Scotia 1972 MoS 37 2010 45.7% 88 1931
参考:Glen Scotia 1972/2010 (45.7%, Malt Of Scotland, #1931)
例の如く本ボトルにもカスクナンバーはありませんが、40.1%と度数がギリギリ。ボトリング本数もC#1931が88本でしたから、やはりこの樽も出元は遠からずといったところでしょう。
細かい部分で恐縮ですが、同Private StockのBunnahabhain 45yo 1965/2010 (40.0%, The Whisky Agency, private stock, refill hogshead, 195 Bts.) natural cask strength
には「ナチュラルカスクストレングス」表記があったものの、こちらにはありません。
ナチュラルカラーともなっていますし、この本数でこのボトラーですから、加水はありえないものとは思います。
内容は、もうカーステン氏が好きなんだろうなと伝わってくるような、透明感のある甘み(今回は和三盆 金平糖系)、バーボン樽特有のローズコーティング。
バーボンもお好きなのかも知れませんね。
ゲラヒ、インチガワ、トファース、ブナハーブンと「繊細」な印象を持ったリリースが豊富なところもTWAの魅力です。
**スコシアでいうとTWFブランドでリリースされた75のラムバレルも美味しかったですね。