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ブナハーブン Bunnahabhain 45yo 1965/2010 (40.0%, The Whisky Agency, private stock, refill hogshead, 195 Bts.) natural cask strength

タケモトカツヒコ

タケモトカツヒコ (プロフィール


【短評】「塩気のあるトマト」「イチゴ」「キャラメルポップコーン」「ホワイトチョコレート」


【スコア】BAR飲みのため非公開


【ファースト】:ココナッツ  軽くホワイトチョコレート 甘い香りと程よいオイリーさ 芳醇 (ホワイト)キャラメルポップコーン

【ミドル】:水っぽいところはなく、杏の渋み  塩気のあるトマト 甘さ控えめなイチゴ  オイリー ナッツ

【フィニッシュ】:スパイシー 唐辛子 きれ上がる  水分を奪う  鼻抜け優先


今年最後のTWAは何と言ってもウエスタンハイランド1965が世界を揺るがせた訳ですが、そちらはイベントボトリングにもさせてもらいましたし、下手に今書いてまたオークションがどうこう言われるのも嫌なので、まずは同時リリースの中でその影に隠れさせるには勿体なさ過ぎる。。。同一年蒸溜熟成ヴィンテージ、ブナハーブン1965についてアップさせていただこうと思います。

ナチュラルカスクストレングスで40.0%。度数はギリギリで高額商品なだけに触手が動かなかった方も多いと思いますが、これが意外や意外。。。と言ってもいけないのだと思いますが大当たり。

Bunnahabhain 18yo “Feis Isle 2010″ (51.4%, OB, PEDRO XIMENEZ FINISH, 203/384 Bts, ) Filled 2104110, J.Mollis

ブナハーブンのカスクリリースで大当たりというのはそうそうお目にかかれないと思うのでそれで十分なのですが、少々マニアックな観点で言うと今年のアイラフェス(ペドロヒメネスフィニッシュ)ボトリングに対しても、旧年のオールドオフィシャルボトルに対しても、今回強烈なフォローアップを果たしたと思っています。

「塩気のあるトマト」「イチゴ」「キャラメルポップコーン」に加えて「ホワイトチョコレート」これらの共通したフレーバー群。

ブナハーブンのオールドボトルでも、「そういえばあったな~」と感じる部分で、加水されたりバッティングの方向性でイマイチ輪郭がハッキリしていなかった感覚が本ボトルによって再整理できます。これはむしろ度数の低さが幸いしている部分なのだと思いますが、アルコール感はほぼ同じ、ただフレーバーの輪郭がこちらのボトルだと手に取るように理解できる。。。そんな印象です。

バーボンの故郷アメリカ ホワイトハウスで行われるパーティーで食後酒となり得た程の、甘さ控えめなデザート系フレーバー。。。

少し難易度が高かった感じもしますが、本年は珍しくリリースの多かったブナハーブンの真打ちはこのボトルだったのかもしれません。

TWAもリリース順に苦労したことと思います。。。度数といいきっとボトリングはもっと手前だったのではないかと予想します。


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