リッテンハウス25年 50% シングルバレル・ストレート・ライウィスキー バレルNo.5/ヘブンヒル
いきなりですが、ごめんなさい。
シングルモルトではありません。アメリカン・ライウィスキーです。
ただ、こいつはすごいです。普段、ライウィスキーどころか、アメリカンウィスキー自体あまり飲むことがない小生ですが、これが只者じゃないっていうのは分かりましたので、紹介させてください。
色:やや黒みがかった赤だが、透明感がある。
香り:トップの濃厚な香りのアタックでレベルの高さがわかる。華やか。バラや香りの強い花のエステリーさが素晴らしい。度数の強い梅酒のフルーティさ。焦げた樽。やや古い輪ゴム。時間が経過すると、フルーティさよりも、やや焦げの要素が印象的になる。
味:決して大味ではない。パンチはあるが、トゲトゲしくなく、嫌なアルコール感がない。喉を過ぎてから、再び口の中にスパイシーさが返ってきて、気持ちが良い。ライウィスキーだがボディが非常にしっかりしていて、上品な梅酒のような甘みもあり、華やかで飲みごたえがある。シングルモルトではあまり感じられない、樽が強く焦げた感じやエグミのような物を感じるが、決して苦にならず、程よいアクセントとなっている。余韻は長く、フルーティさの下に、焦げた樽がしっかり持続する。
総評:良いお値段ですが(汗)、素直に素晴らしいと思えます。アメリカンウィスキーが苦手な小生でも、満足できる一本です。モルト飲みの方でも、ぜひ飲んでもらいたいです。