ミルトンダフ10年40%/ゴードン&マクファイル(GM)
シングルモルト見習いがシングルモルトにのめり込んでいったのは、まさにこのミルトンダフトのせいです。
最近、久しぶりに買って飲んでみたのですが(※年越しはこのミルトンダフを飲んでいました)、若干、味が変わっているように思います。
一言でいうと、アルコール感が若干強くなりました。それでも、スムースなのですが……。
ミルトンダフはブレンデッドウィスキーのバランタインの原酒の一つなのですが、決してメジャーではないスペイサイドのシングルモルトです。
現在、オフィシャルボトルが流通しておらず、コンスタントに手にはいるのがこのゴードン&マクファイルのミルトンダフ10年なので、このボトルが実質的なミルトンダフのレギュラースタンダードだと思います。
<テイスティングノート>
色:非常に薄い琥珀色
香り:やさしい花、たくさんの卵とバニラを使ったシフォンケーキ、硫黄っぽくはないがどこか出来立ての“ゆで卵”っぽい
味わい:適度なボディと心地よいスムースさ、若干のアルコールの感のスパイスとエグみ、アクセントとなる弱い苦味、かすかにピート
印象:決して個性的ではないが、パワフルという意味ではなく総合力という点で、飲みごたえのある優しいシングルモルト。比較的安価で家飲みに最適。クラガンモア程は華やかではないが、女性でも飲みやすいと思う。ただ、同じGMのミルトンダフ10年でも、6年前に比べるとアルコール感が若干強い気がする。昔は、もっと、ホッと出来る優しさがあったと思う。ボトルの裏のテイスティングノートの表現は非常に納得がいくが、どの要素がどうこうというより、バランスの良さで評価されるべきシングルモルト。 以上