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【ウィスキー日記】インチマリン21年 46% 現行品


川口会ネタが大量にストックされているのですが、あんまり続くとしつこいので、
今日はちょっと目先を変えて書いていきたいと思います。

一昨日はプチオールド、昨日は現在販売中のボトラーズ、と来ましたので、今日は久々にド現行品です。
昨年末にちょっとした話題旋風をWLに引き起こした、あの銘柄。
まぁこんだけご大層に引っ張っても、タイトル見てクリックしてるんだから丸わかりなんですけどね(笑)

それでは、今夜もいってみましょう!

インチマリン21年
Inchmurrin
Aged 21 years
700ml 46%
2014年現在、現行品

ややオイリーで植物の青さ、シトラス、梅の酸味、白い花、麦や穀類を思わせるビターさを感じる香り。
刺激の少ないスムーズな口当たり、天然酵母パン、青肉メロンの皮、薄めのジャスミンティー。
フィニッシュは香ばしく穀物様、ほのかに樽材由来のえぐみが残る。


昨年、第5回SBTで私から出題したインチマリン1966(ごーどんまくふぁいせすたんて)は、
タケモト氏をはじめ、嫌いなモノにはとことん厳しいりゅうたに氏などから絶賛されるという、
ある種の事件を引き起こしました。

時を同じくして、現行品のラインナップが大幅に変更され、12年、18年、21年が新たにリリース。
そうなってくると上述の事件もあって、現行品のハイエンドはいかほどかと気になるわけです。
チキンなくりりんは、挑戦者(犠牲者)を募り、ダークサイド銀牙氏と、酒神PPP氏と共に同ボトルを購入。
特に銀牙氏は上述のインチマリン1966を絶賛していたテイスターの一人。
この3者で、同時テイスティングを試みました。

 

結論から申し上げると、口開け時の感想は、3人とも同じでした。

「これは神の・・・紙のウィスキーである」と。
某ボトル的に言えば、まさに”Paper of GOD”。

口開けはかなり青っぽさ、オイリーで再生紙のような香りが強いです。
時間経過で徐々に収まっていきますが、個人的にこの香りは、
そのまま暖めると会社のプリンター用紙を交換するときの匂いに感じます。
もう皆まで言わずとも、ちょっとというか、かなり好みが分かれる構成になっています。

以前マラガに出張した帰りに買ってきた、ハイランドパーク・ハラルドも衝撃的でしたが、
それと同レベルの衝撃を受けました。

最後は、インポーターのテイスティングコメントを記載して、今日の日記を締めるわけですが、
盛ってるとかそんなことは言いません。ただおっしゃるとおり、インチマリンらしさは光っていると思いますw

 

【TASTING COMMENT】
香り:シトラスフルーツとトロピカルフルーツのブーケ。
さらにバーボン樽に由来するスイカズラやバニラの香り。

味わい:レモン、タンジェリン、メロン、洋ナシ、
グァバをはちみつに浸したような、こくのある複雑な味わい。

フィニッシュ:幾層にも重なったフルーツが、フィニッシュでは
素晴らしいバニラクリームとマカダミアナッツの風味へと取って代わられる。
インチマリンらしさが光る、芳醇で卓越したウイスキー。

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