第5回SBT ボトルA評価
第5回ストイックブラインドテイスティング
bottle A
出題者:タケモトカツヒコ
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テイスター:あだも
香はナチュラルなフルーツに少し砂糖、フルーツ感はフルーツ牛乳系、ほんのり木の香とピート、飲むとこれにプラスして、とろりと黒糖、カラメルの甘味、アフターにかけて適度なウッディネス
回数を重ねると、とろりとしたシェリー感がました感じ。
とび抜けたフレーバーはないけど優等生的でバランスよく美味しい。イメージとしてはスペイサイドの長熟。加水、バッティング?シェリー感だけだとオールドのアベラワーとか連想。長熟だとすると過熟感もなく最近のボトリングだとあてはまるものが思い浮かばない。最近のだと飲んだことないけどGMのロングモーン30年とかこんな味しないだろうか?
本命はもうちょっと古い原酒でボトリングから時間がたってるものと予想してみた。GMの30年ものとか。味わい的にはメジャーな蒸留所だとは思うのですが・・・
点数:89
予想蒸留所: ① ストラスアイラ ②ロングモーン
蒸留年&年数: 60-70年台、30年くらい
度数:40-45%
カスクタイプ:シェリー
理想価格:18000
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テイスター:ガースー
【香】
軽く焦がしたトーストやかりんとう、黒糖胡桃、コクのある黒糖系シェリー樽が第一印象
麦芽水飴、粘性のありそうな甘さ、フルーツ感は林檎やバナナ
時間が経つにつれ青い草やハーブ、ヨーグルトの様な酸味も出てくる
【味】
口当たりはかなり軽い。
あんずジャム、メープルシロップ、黒糖を入れた紅茶
ハーブ、酸味や苦味のない柑橘。
【予想度数】
45%
【予想蒸留年など】
15年熟成程度
【予想蒸留所】
ブルイックラディ
グレンオード
ジャパニーズ
【購入希望価格】
9,000円
【点数/感想】
85点
香りはかなり好み…で飲んでいるうちに飲みきってしまった。
というか味がイマイチ把握できないうちに飲みきってしまった。
バッティングの加水だとは思うのでジャパニーズは無いと思うが…
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テイスター:くりりん
予想蒸溜所: ①ハイランドネクター ②ジョニ黒 ③オールドラリティ
蒸留年:1960年前後
熟成年数:15年前後のバッティング
樽: バッティング、シェリー系中心。
度数:43~46%
点数:85点
価格:8000円
香り:軽いヒネを感じるオールド香、焦げたカラメル、時間と共に華やかさのあるモルティーな植物感、スモーキー、微かにコルクキャップ系のオフフレーバー、ややツンとしたアルコール感もある。
味:コクのあるフレーバーが口当たりから感じられる。程よいオールドシェリー、ザラメ、みたらし、その後にスモーキーさ、微かに植物っぽいエグみ、濃厚な甘さがある中で、繊細なフレーバーもちらちらと顔をのぞかせる。度数と経年を考えるとアルコールは強い。余韻は蓄積系で、一口では長くは残らないものの、嫌味のないウッディーさと内陸系ピートが蓄積するように残る。
総括:非常に悩ましい一本。まずボトルそのものとしてはオールドボトルであることは間違いない。経年によるキャップ由来、特にコルクと思しきオフフレーバーが感じられたことから、おそらく1960~70年代流通のコルクキャップのオールドボトルであると推測。
状態は並からやや良いというところで、オールドボトルらしい濃厚な味わいが堪能できる。
一方、ボトル予想としては、フレーバーからは、オールドブレンデットとすれば、ハイランドネクター、オールドラリティー、ジョニ黒、ロングジョンが。モルトとしては、ハイランドパーク、グレンファークラス、タリスカー、このあたりのオールドが頭をよぎる。最終的には慣れ親しんだこの味、自分の舌を信じてオールドブレンデット予想でファイナルアンサー。
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テイスター:goblin
・香り
メロンと花の香り、少し焦がした砂糖
アルコールの尖った感じはしない。
・味
麦の甘さ、植物感、旨味のある独特なスパイシーさを感じる
・余韻
オイリーで余韻は平坦。舌の上には植物感が残るが、長くは留まらない。
・蒸留所
①グレンアルビン
②ティーニニック
③タリバーディン
・熟成年数:15~20年(1980年代蒸留)
・度数:43~50%
・点数:82
・理想価格:8000円
・独特なスパイシーさと植物感が印象的だった。
少し香りに比べて味わいが大人しかった印象
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テイスター:T.Matsuki
・香り
少しヒネもある明らかなオールド感、カラメル、紅茶、蜂蜜、少しレザーと土、ややしっとりした麦感は強め、妖艶なニュアンスも伴う高貴なオールドシェリーが時間とともに強まってくる、奥にオールドピート、多彩な香り。
・味わい
穏やかな口当たりから広がる。アプリコットジャム、皮付きオレンジやブドウ、紅茶、良い麦感、悪くないオールド感、薄めた蜂蜜やジャムの甘味、後半にタールを伴うオールドピート。度数を感じないわりに余韻は長め。
・総評
加水のオールドボトルと思われるが、芳醇さが度数を凌駕している印象。かなり美味しい。
香りの第一印象ではオールドブレンデッドかと思ったのがだが、時間とともにオールドシェリー、オールドピートなどの成分が積極的に主張してきて、芳醇な味わいからもモルトと判断。
シェリー樽が多く入った複数樽のヴァッティングで加水のシングルモルトと思われる。
ピートやシェリー感からは50~60年代などかなり古い蒸留と考えられ、ボトリングから相当の期間が経過していると予想。ヴァッティングの予想も踏まえて、オフィシャル、GM、ケイデンヘッドあたりのかなり古いボトルではないだろうか。だとするとコンディションはかなり良いと思われる。
昔の樽感と経年変化による味わいが個性の中心のようにも思われ、蒸留所予想は難しいのだが、蒸留所は前述したボトラーからこういう味で出てきそうなスペイサイド系からリベット、グラント、モートラックと予想してみた。
他にありそうなところとして、マッカランやダルモアなんかを考えたが、該当しそうなボトルの経験に乏しいため外した。
また、タールっぽいピートを有意にとると東ハイランドの蒸留所なんかも候補にあげたいところだが、オールドだとするとスペイサイドでもこのくらいはピートがありそうなので外した。
【Very Good】
予想蒸留所:①グレンリベット、②グレングラント、③モートラック
蒸留年:1950~1960年代
熟成年数:20年程度
度数:40~43%
点数:88
カスクタイプ:シェリーカスクを含むヴァッティング
妥当な価格:28000円
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テイスター:2chの人
■香り
カルバドス、焼きリンゴ、ハチミツ、白い花、かすかに薄荷、乳酸、潮
■味わい
水の如し、すっと消えるような滑らかさ、塩分
■余韻
アルコール感が伸びる、うすくピート、灰
■総評
非常に飲みやすいウイスキー。ブレンディッドだろうか?
この潮の感じはラフかボウモア?
ボトリングからそれなりの年月を重ねているように感じる。
最初にブレンディッドを連想してしまったので
特定の蒸留所が連想できません(苦笑)
ラフかボウモアがブレンドされているように感じるけど?
この手のボトルは1本は常備したいタイプです。
安心して飲めるウイスキー
美味い!
■予想
蒸留所 : ブレンディッド 銘柄は分からない。
蒸留年 : 1970年
熟成年数 : 10年
樽の種類 : バッティング
アルコール度数 : 40度
点数 : 85点
妥当だと思うボトルの価格 : 5,000円
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テイスター:りゅうたに@射命丸
「香りや味わいなどテイスティングノート」
香りはちょっとオールド的、スモーキーだがピーとヨードではない、花っぽい、すこしりんご。
味は甘め、締まる感じのスモーキーさ、軽くピーティー?オールドのスペイサイドっぽい、すこし酸味あり、やはりりんごっぽい。
「アルコール度数」
43%
「蒸留所」
1、グレンリベット
2、ストラスアイラ
3、グレンファークラス
「蒸留年」
1960年代
「熟成年数」
20年前後
「点数( whiskylink方式)」
85
「妥当だと思うボトルの価格」
20000円
「その蒸留所を選んだ理由」
オールドっぽい香りとスモーキーな味から、スペイサイドのオールドに決め打ち。
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ここからゲストテイスターの方々
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テイスター:銀牙
【香り】
加水なのか柔らかい。青りんご、日本の梨、アプリコット、レモンピール、ヒノキ、
ハーブ、瓜、メイプルシロップ、タバコの葉、枯れたピート(スペイサイド?)
【味わい】
香りと同様のフルーツの果汁、スミレの花、水あめ、麦の優しい甘さ。
枯れた木とコールタールが混じったようなピート。時間を置くとスミレの花が強まる。
【余韻】
長い。加水のようなまとまりがある。麦と花の蜜の甘さ、薄めたレモン水、微かに石灰。
【総評】
このサンプルには枯れたピートやスミレのような紫のフレーバーがあり、T.Matsukiさんの言う「妖艶」や「セクシー」という表現が当てはまる気がする。
蒸留所の予想では、自分の少ない経験の中でOMCの66バンフが思い当たる。
次いでスペイサイドの長熟でスミレといえばグレングラント、近いところでストラスアイラと予想した。もう少しシェリーの要素が濃ければ更に完成度が高くなりそう。
【予想蒸留所】①バンフ(OMCの66) ②グレングラント ③ストラスアイラ
【蒸留年】60年代
【熟成年数】25~33年
【度数】45度~47%
【カスクタイプ】リフィルシェリー
【妥当だと思う価格】25000円
【点数】89点
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テイスター:シングルモルト見習い
香り:りんご、シェリー、ハーブ、黄桃、穀物臭、樽香、やや古い時代のシェリー(オロロソ?)、ピート、火薬、しいたけ、ヒネ感?
味:スパイス感、余韻はやや短め、香りとの相違あまりないが、香りよりも大人しい印象。やはり、味にも、少し古いシェリー感を感じる。
アルコール度数:40~43%
蒸留年:70~80年台
熟成年数:12年前後
点数評価:83点
理想価格:5,000円
感想:
最初は、グレンドロナックあたりのシェリー樽で有名な蒸留所かなぁと思ったのですが、若干、シェリーが少し前の時代のシェリーの様な印象で、そこまで濃くない、そしてちょっと余韻が短いなぁと思いました。ボトリングから時間が経っている?
もしかするとヴァッテッドかブレンデッドというところでしょうか。正直、オールドボトルはあまり飲んだことがないので、詳しいところは分かりませんので、銘柄は降参って感じです。かなり難しかったです。
こういう、やや古めで良いシェリー感があるのは、くりりんさんのセレクトではないでしょうか?
銘柄予想
第一候補、古めのブレンデッドならティーチャーズ?
正直、ブレンデッドなら全くわかりません。もしくは、シェリー系の原酒が主体のヴァッテッド?
第二候補 シングルモルトならグレンドロナック、グレングラント、ロングモーン。
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テイスター:naoskprs
いやではないヒネ香、オールド感、オールドピートもしっかり。
口に含むとなかなか陶酔感のある香りも。熟した洋梨、赤いりんごやアップルタイザー。
りんご飴、べっこう飴。切りたての白木。アフターにヒノキが広がる。ハチミツ。
蒸留年:60〜70年代蒸留
熟成期間:12〜18年熟成
アルコール度数:40〜43度、加水。
評価:85点
妥当と思われる価格:20000円(オールドであることを含めて)
予想:フルーティなスペイサイドの中期熟成のオフィシャルオールドボトルと予想。
ひょっとすると貴重なオールドボトルかもしれない。
可能性としてはオールドブレンデッドもありえる。
①ストラスアイラ
②グレンエルギン
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