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グレンリベット Glenlivet 1939 (70proof, Gordon & MacPhail, 26 2/3 FL.OZ.)

 


タケモトカツヒコ (プロフィール


 


 

Country: Scotland
Region: Speyside
Bottler: Gordon & Macphail
Vintage: 1939
Strength: 40% (70Proof)
Bottle Size: 75cl (26 2/3 FL.OZ.)
蒸留所名
GLENLIVET
グレンリベット
オフィシャル(OB)/ボトラーズ/インポーター

ゴードン&マクファイル  (GEORGE & J.G.SMITH’S) ライオンラベル

ビンテージ
1939年 熟成年数 瓶詰め年表記なし
流通年

1970年代以前

度数/内容量/カスクナンバー
40% (70Proof) 75cl (26 2/3 FL.OZ.)
ボトル形状 ボトル色 ボトル残量
トール瓶 透明 45%
総合点数
90+歴史的価値 (SGP:382)S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers…)
G for the Grainy/Grassy scale (porridge, yeast, grass, malt, wax, beer…)
P for the Phenolic/Smoky scale (farm, peat, sea, tar, spices, liquorice, meat…)

SGP各最大値は9

90-00年代初期 OB マッカラン12年 43°を80点とする
ストック/BAR
BAR
テイスティング者体調/当日摂取アルコール

普通/モルト4杯目

ファースト
琥珀 状態よく活きている オールド特有の据えた香り 高貴 麦 土かシイタケのような香り シェリー感はわかる
9
ミドル
きわめてライト 鳥の出汁 おとなしく 広がる・膨らむというよりは しみこむ 素朴 土 麦 蜂蜜 コショウ 黒砂糖
8
フィニッシュ

穏やか やさしい 鳥の出汁 鼻抜けが素朴でわかりやすい 最後の最後に植物(花寄り)の印象 確かにアフターは短い むしろドライ 黒砂糖

9
エクストラ(その他) GMが自らの知名度を頂点に持っていった歴史的ボトル。日本通称:スミスのライオンリベット。GMは1930年代以降の樽を多数保持しており、

・Glenlivet 50y 1946-1996 40%, G&M  1996年発売
・Glenlivet 50y 1956-2006 40%, G&M, 50th Anniversary for LMDW

など、50年熟成ものも存在する。1939年蒸留においても、48年熟成 が80年代後半にリリースされている。

【1939年の出来事】

・ドイツがポーランドに侵攻したことによって欧州では第二次世界大戦が勃発した。
・イギリス・フランス・オーストラリアがドイツに宣戦布告(まやかし戦争)
・アル・カポネがアルカトラズ刑務所から釈放。
・東京地下鉄が 新橋・渋谷間全通。
・日本政府が国民に対し「金製品回収・強制買い上げ」を実施。
・厚生省が「結婚十訓」を発表し「産めよ殖やせよ国のため」の標語を掲示。

このデザインのボトルにおいて熟成年数表示は、ライオンの下部分に記載されるか、ネック部分に別ラベルを貼付した形で提供されている。本ボトルにそれらはなく、各資料においても熟成年数未記載、ボトリング年未記載のボトルが複数リリースされていたことが確認できた。蒸留年のみを表示し瓶詰め年や熟成年を表示しないというのは今ではあまりないことだ。

戦前戦中に蒸留された極めて歴史的価値の高いボトルに敬意を表したい。

10
加水
加水せず

 

 

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